言葉の意味は難しいという話

スマホを替えたり、PCを壊したり…いろんなことがあったここ2か月くらいでした。お久しぶりですと申すべきところなのでしょうか。

なんだか今日はいつもと違う文体で書いてみたいなというのもあり、少し丁寧な言い回しになっています(いつもですます調ですらない)。

書くことがなかったというのもまぁ一つの理由ではあったのですが、どのようにしたら伝わらない相手に、理解しようとしない相手に伝わるのかということを一生懸命考える日々だったと思います。
会話というものや議論と言ったものは相互理解の上で成り立つものなのに、突拍子もない返事が返ってくると本当にハトが豆鉄砲を食らうという表現が似合うなと感じた日々でもありました。

僕くらいの人間が言うと「老害」という言葉で片付けられてしまうのだろうと正直思っています。
僕はあの頃はよかったとかそういう言葉は使いません。ただ20代くらいの人間の「自分はこういう人間だから合わせられない人間は老害」みたいな考え方や言動にはいささか疑問を感じるのです。

人間には変わらない部分と流動的に変われる部分があって、変わらない部分は大切に持っておくべき、変われる部分は他人の意見なども咀嚼して取り入れて自分を見つめるべきと思っています。
変わらない部分のみを主張したところでぶつかり合うのなんて当然で、お互いちゃんと理解をしようという姿勢をまず持つことから始めるほうがいいと思っているのです。

僕が中学生の時、教師間で「完璧人間コンテスト」なるものをやっていたのです。その時僕は「完璧とはなんですか?」と聞きました。
答えはなく、通知表の評定が落とされました。
人間にとって完璧とはなんでしょう?実行しなければならないものの進捗などを完璧というのならまだしも、完璧な人間というものがわからなかったのです。
質問にも答えられない教師が完璧だとは僕は思わないし、それに巻かれる人間が完璧だとは思わない。寧ろ欠陥がどこかしらにあってこそ人間で、だからこそ得手不得手もあって面白いんじゃないかとその当時からずっと思っています。

僕は健康だからと完璧マウントを取って予想打にしない病気にかかってへこんでいる人を何人も見てきました。上司の前だけ完璧人間を気取り働いて、普段働かない人も何人も見てきました。そうやって端々を見てきたら、何が完璧なのかなんてわからなくなるのも当然ではないでしょうか。

勿論僕は完璧な人間ではありません。
持病も笑っちゃうくらいあるし、人としての信頼を置いてくれている人間はいるのかと思ってしまうくらいです。

だから教えてほしい。

完璧とはなにか。


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