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カンテヒョンくん、バラの花だった

ゆみこ

タイトルとは全然違う話から始めるんですが、最近話題のnewjeansおじさん。

こんな感じらしいです。ただこれに関しては私もついこの前まで「BTSおばさん」だったので心苦しいですね。

ただ、私が他に知っていることが主に「野球」と「AKB」だったので、特にいい音楽とかは聞いてなかったんで、ギリギリBTSで打線を組んだりするにとどまりました。
そんで実はAKBに関しての知識も大してないので(じゃあ何を知ってるんだよ)、「秋元康がこんな歌詞を書いてる！キモイ！」に対して、「秋元康のキモさはそんなものではないが……？やれやれ本当の秋元康のキモさを知らないみたいだな」と、ドルオタの山岡士郎ムーヴをかますことくらいしかできませんでした。

(キモイ代表作)

そんなこんなですが、なぜnewjeansおじさんが言われてしまうかといえば、多分ほかのKーPOP及びその歴史をあまり知らずに口出ししているからだと思うんですよ。
私も全然知らんので偉そうなことは言えないのですが、別界隈の素晴らしい知識をたとえば「クラシック的な視点から見るnewjeans」というように消化してくれればいいのですが、「クラシックを聞く私から見るnewjeans」になると主語が「私」になってしまい、一気にどうでもよくなりますね。おまえ誰？っていう。

そういうわけで、最近ちゃんとほかのKーPOPも聴いた方がいいのではないだろうか？と思っていろいろ聞いています。単純に見識が広がることは面白いことでもあるので。

これが今の私のプレイリストの一部ですが、申し訳程度にいろんなグループを入れてますね。ごめん、G-DRAGON永遠に聞いててごめん。

最近のイチオシはドボイズさんです。このド直球の陽気さは突き刺さる。ドボイズさんの夏はこういうものなのだ。

一方でトゥバさんの夏。we lost the summer。色が淡い。儚い。サムネでマスクしてるの今気付きましたが、なんかこう切ないですね……

こうして比較してみて、トゥバの「夏」の儚さが際立っていく(ドボイズさんの陽気さも)。それぞれの夏がある。ひとつのアーティストだけ見ているだけではわからないことがわかって面白いですね。

で、本題なんですけど、そういうわけでいろんな人をフォローしていろんなKーPOPをさわりだけでも見てみようとしていたところ、とあるグループのメンバーの写真が流れてきました。

今ではどのグループかも忘れてしまったのですが、その写真の1枚がめちゃくちゃカンテヒョンに似てたんですよ。
お？と思ってその時名前で検索したんですけど、その1枚がたまたま似ていただけで他は似てなかったので、写り方だったみたいです。

で、その写真が完全にトゲのないカンテヒョンだったんですよね〜！！！！！うわこのカンテヒョン棘がないよ！！？？？ってなりました。逆説的にカンテヒョンって棘ある……ってコト！？と気付かされました。

本っ当に忘れがちなんですけど、カンテヒョンってめちゃくちゃキレイなんですよね。

でもキューティじゃないですか。キレイだけどその上でキュートじゃないですか。
その「かわいい」に覆い隠された研ぎ澄まされた棘がある​───────そう気づいたのは他のグループも見たからです。やはりトゥバ内ではマンネズの一角。体も小さくて「かわいい」のベールが厚いんですよね。そのベールが他グルと比べることで剥がれることがある。

棘があると言ってもそれは悪口ではないんですよ。やっぱキレイな薔薇には棘がある……これやな……！って話です。

高嶺の花という言葉がありますが、カンテヒョンくんは案外高嶺には咲いてないんじゃないかなって思います。意外とその辺に咲いてる、ゆえに棘が必要になったんですよね。我々は花の進化、花の図鑑をリアルタイムで見ているんですよ。

棘って言うと冷淡であるとか悪辣であるとかそういうふうに取られてしまうかもしれませんが、そうではなくいわゆる「近寄り難さ」ですね。案外その辺に咲く花であるカンテヒョンくんはこの棘で身を守っている。

まあとはいえオタクなんて面の皮も厚ければ手の皮膚も分厚いですからね。最近はもう棘なんて関係ねえんだよ！という嫌な進化も遂げたオタクもいるので、早く高嶺に移動した方がいいと思います。

しかしカンテヒョンくん、初期からの完成度の高さにおののきますね。これはもう棘を持たざるを得なかった​悲しき薔薇では​───────

"𝒔𝒂𝒅 𝒓𝒐𝒔𝒆"​───────

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