- 運営しているクリエイター
#小見山沙空
私はおさらの20歳の生誕祭にも当然行くのだと思っていた
9月某日、私は新潟にいた。その日は雨が降って、まだ晩夏と言える季節なのにひどく寒かった。おまけに、高速バスにイヤホンと眼鏡を忘れてきた。そもそも、高速バスの日にちを間違えてお情けで乗らせてもらっていた。
のっけから散々であるが、それでも私の心は温かかった。推しの生誕祭である。めでたい以外の何物でもない。
アイドルというものへの感謝は尽きない。私がかわいい女の子に生まれていたら、そのかわいさは私のた