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1-2.ADHD検査を受けたキッカケはニャーニ?

メチャクチャな私生活・度重なる激務・溜まりゆく疲労。それに追い打ちをかけるかのように、なぜか始めたハードな筋トレ......。
ウチの主人・ユウのメンタルは、いったいどうなってしまうのかッッッ!!刮目して見よッ!!

と、いうことで読者のみなさんこんにちは~♡激カワ天才ギャル猫ペショコちゃんがお送りする大好評マガジン【吾輩は主人がADHDの猫である】で~す♡今日もヘッポコ主人のADHDライフを面白可笑しくお届けしま~す♡

「......アンタ、主人の不幸を完全に楽しんでるでしょう」

ハイ、辛口なコメントを決めてくださる素敵なゲストは前回に引き続き、ユウが昨年夏まで住んでいたシェアハウスにおられる美三毛猫の「かんだたみ」姐さんでございます!ドンドンパヤパヤ~。
あ~ん、そんな呆れた顔をしないでくださいよ~ぅ。

では、さっそく本題に入りましょう!
すでにグズグズに煮崩れしかけているワークライフバランスに組み込んだ筋トレは、どの程度のものだったのでしょうか?

「自宅近くのジムに週4日程度、休日や出勤前・退勤後に2時間程度通っていたようね。仕事も食事も遊び方もそうだったように、彼女は加減ってものを知らなくて、やると決めたものはなんでもやりすぎる。それが筋トレにも如実に表れていて、ヒドいときには朝7時ー9時まで筋トレをして10時ー20時まで勤務、21時ー23時に筋トレ、そして24時ー翌朝4時まで飲酒しながら仕事、そして翌朝は定時に出勤して夜は飲み会というようなスケジュールを......」

バ、バ、バ、バカすぎる~~~!!!
1日の半分以上を寝て過ごす猫にとってはありえないけれど、ニンゲンにとってもそんな生活、絶対ムリに決まってるじゃないですか!バカすぎる!バカなのかな?

「ええ、バカなのよ。あるいは、もう正常には考えられなくなっていたのかもしれないわね。筋トレを生活に組み込んだところで、仕事が順調に進みはじめるわけもない。過食嘔吐が治るわけもない。部屋がキレイに片付いて、恋愛が順調に進み始めるわけもない!むしろすべては悪化していくばかりよ。『健全な精神は健全な肉体に宿る』とはよく言われる言葉だけれど、誤りというか言葉足らずだわ。『健全な肉体は、健全な生活のもとに培われる健全な精神があってこそ育てうる』ものでもあって、生活と精神と肉体は本来、三位一体なのよ。だから当然なのよ、こんな生活がたった2カ月程度で破綻したのは」

当然、そうなりますよね......。
破綻は、どんなところから始まりましたか?

「はじめは『もともとニガテだけれど今まではナントカできていたこと』からできなくなっていったようね。まずは朝、起きることができなくなった。普段していた自転車通勤ができる時間に起きられなくなって電車通勤に切り替えたけれど。ほんの序章に過ぎなかったわ。そのうち駅まで歩いていく時間すらなくなり、駅までのわずかな距離を自転車で通うようになり、次いで電車にすら間に合わなくなった。毎朝駅前までを自転車で走り、そこからタクシーを拾って2000~3000円をかけて会社へ通うようになったの。そしてしょっちゅう遅刻する。アホらしいと思わない?ちょっと哀れなくらいだわ。仕事の面では、書類の整理や細々とした事務作業、メール対応が手につかなくなっていった。集中力も続かなくなり、作業を頻繁に切り替えたり、過食しながらなんとか作業を続けたり、ボーッとしたりする時間が増えていったわ」

まずはニガテなところからできなくなっていったんですね。
でも、ニガテなことができないというのは甘えや怠慢のようにも見えるるから、周囲はもちろん、本人も異変を異変と思おうとせず努力でカバーできると思い込んでしまいますよね。


「そうね。でもじきに、もはや努力などではどうにもならないようになってきたの。会社に行くことができなくなったのよ。まずは予定の入っていない日に、午前休を取るようになった。次に週明けの月曜日に、会社へ行けなくなった。そしてだんだん休む日が増えていって、あり余っていた有休を使い果たしてしまったのよ」

お~。絵に描いたような転落ですね~。病院行った方がいいんじゃないの?

「な~に悠長なこと言ってんのよ。あんたの主人のことじゃあないの。
まあでも彼女もやっと、自覚したのね。『自分はもしかしたら、うつ病かもしれない』その恐れを抱いて、ベッドに横たわりながら心療内科を検索してみたけれど、評判のいい医院はどこも数週間先まで予約がいっぱいで、今すぐに駆けこめるところはなかった。不思議よね。身体の不調はすぐに駆けこめて、適切な治療を受けられる場所がたくさんあるのに、心の不調は数週間先まで我慢しろっていうのかしらね?
電話1本するのもやっとのニンゲンが何件も電話をかけてようやく見つけた医院は、口コミはちょっと怪しかったけれど、自宅に近かったことが救いだった。それでも何度か行く勇気が出ずにキャンセルをして、会社を早上がりしてやっと診察を受けられた。『うつ傾向』というボンヤリした診断と、生まれて初めての精神安定薬の処方を受けて、彼女は怖くて心細くて、ひとりでボロボロ泣いたそうよ。
そのときに待合室に置いてあったのが、ADHD検査についてのフリーペーパーだったのよ」

ADHDへの疑いよりも、うつ病への疑いが先だったんですね!
心療内科でも、ADHD診療が盛んなところとそうでないところがあります。ユウが行った医院がたまたま前者だったことが不幸中の幸いだった。
そこでフリーペーパーに目を通し、自身の挙動や性格に「もしや?」と感じた彼女は、ADHD検査を受けることにしたんですね。

「そういうこと。
その場で検査について訊ね、申し込んだわ。けれど、ここからがまた大変でね......」

以上が、ユウがADHD検査を受けたキッカケというわけですね!

まとめると、
①日常生活に不調をきたすようになる
②自身にうつ病の疑いを抱き、心療内科を受信する
③そこで知ったADHDに自覚的になり、検査を申し込む

......という流れでした。
わかっていただけたでしょうか?

主人の過去を詳しく解説いただいたかんだたみ姐さん、ほんとうにありがとうございました!
なんだかこれからもお世話になりそうな気配がムンムンするので、引き続きもお願いしますっ。

「ええ、いいわよ。アタシも普段、わりとヒマだしね......」

また次回もお楽しみに!
みなさんからウチやかんだたみ姐さんへのご感想・ご質問・ファンレター・いいね・スキ!、どんどんお待ちしてるよ~♡

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