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2.ADHDの日常ってどんニャ感じ?

こんばんは!激カワギャル猫ペショコちゃんだぞい!

ところで突然の台風、そして大地震、ほんとうにタイヘンだったね。どちらも被害が大きかったようで、各地の家猫・野良猫はもちろんのこと、ニンゲンのみんながツラい、不便な思いをしていないか、心配です。
普段はのんきなウチの主人まで、ここ最近の暗いニュースと低気圧・低気温・そして大雨強風に心身がやられてほとんど1日ピクリとも動かず、おや、もしかすると死んだのかな?と思うと布団からノソノソ這い出してウチをビックリさせる、そんな生活を送ってるよ。
ウチはというと不満なのは主人がちゅ~るを買うのをサボってることくらいで、寝てる主人の足に噛みついたり、主人のニットカーディガンを蹴破り散らかしたりと、すこぶる元気だから心配しないでね!

ウチができることはいつも通りのカワイイ姿をみんなに見せてあげること、そして記事を更新することくらいだと思うから(あとユウには募金しろって言っとくね!!)、今日もがんばっちゃうよ~ん。

さて、今回は前回までとはまたちょっと気分を変えて、主人ユウの普段の生活を見てみることにしまーす!

ウチの主人は滅多に家から出ることがない。ADHD(注意欠陥多動性障害)だそうだ。出先から帰ると終日ベッドに這入ったぎりほとんど出てくることがない。友人たちは大変なハードワーカーだと思っている。当人もハードワーカーであるかのごとく見せている。しかし実際は友人たちがいうような働き者ではない。

......これはねえ~単に作業スピードが遅い上に要領が悪く、手を付けるべき順序がわからないだけなのよねえ~。しかも期日ギリギリにならないと取り掛からない、でもいちど没頭さえすれば寝食を忘れて過集中するから、運よく”間に合っちゃった”成功体験がムダにある。だから改善しようとすることもない。そのくせヘンにカンペキ指向だから、さして重要じゃない部分にもコダワリがあるし、妥協や諦めを許せない。その上、作業は決まったシチュエーションでないとはかどらないときてるのよ!

そしてひと仕事終えると精魂尽き果て、ベッドから何時間、いや何日も起き上がることができなくなる......その繰り返しが、主人の生活。
トイレ、ウチのトイレ、ウチのごはん 以外の身の回りのことを一切何もしなくなるわ。掃除や洗濯なんてもってのほか。入浴もしない、ゴミ出しもしない、インターホンも電話も無視。食事は数日にいちど、真夜中にノソノソと起き出してスーパーから果物を大量に買ってきてベッドの中に入ったまま食べるか、付き合ってる男がつくり置きしていく料理を頼りに生きているのよ。生活している、というよりはただ、生きながらえている、といった感じね。
過集中の後の虚脱状態に持病のうつが重なるとニンゲン、こんな惨状になってしまうのかもしれないわね。

これらの仕事のやり方はADHDの典型的な特徴......と言いかけて気づいたのだけど、この異常ともいえるコダワリの強さはもうひとつの有名な発達障害ASD(アスペルガー症候群)の特徴とも考えられるわね。ASDは一般的には、”知的障害と言語障害を伴わない自閉症”として知られているわ。この連載の正確性をより高めるために、主人には一度ASDの検査と、そのあたりの勉強をちゃんとさせておくべきね。

話を戻そっと。

ウチは時々忍び足に彼女のSurface を覗いてみるが(そしてキーボード部分でツメを研いではドヤされる)、彼女はよく仕事をしていると見せかけてNetflixを観たりツイッターを眺めたり小説を読んだりしていることがある。集中力が散逸である。時々キーボードの上に涎をたらして寝ている。彼女は虚弱で顔中をソバカスが覆い、皮膚はアトピーだし顔色は青白さを帯びて不活溌な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。大飯を食ったあとでトイレに駆け込んですべてを吐く。そして処方されている薬を飲む(往々にして飲み忘れる)。飲んだ後でSurfaceをひろげる。2,30分も経つと眠くなる。涎をキーボードの上へ垂らす。これが彼女の毎夜繰り返す日課である。

......ユウに過食嘔吐の癖があるのは前にも話したけれど、これは最近少しだけ落ち着いてきたみたい。
過食嘔吐に困っているヒトもけっこういると思うから、もし要望が多ければ今度別の機会にでも、彼女がどう過食嘔吐と闘っているか書いてみるのもいいかもね。
食物をしこたま胃袋に詰め込み急激に外へ出すと、体中の血液が消化のために胃袋へ向かうから脳へ酸素が回らなくなる、血糖値が急激に上昇するからインスリンが大量に分泌されるのに行く先となる食物がないので低血糖になる、さらに吐瀉する行為自体が全身を激しく消耗する、そういったことなどから、疲労と眠気にすぐに襲われてしまうんだよね。
とはいえ落ち着いたのはいいけれど、モノもろくに食べない、外にも出ない、運動もしない毎日では、摂食障害のときと同じかそれよりもよくない健康状態なのは間違いないわけで。別に心配するワケじゃないけど、主人が死んだらウチの行き場も危うくなっちゃうし、主人たるもの、ウチを見習って毎日適量を食べて、適度に運動して、抜群のプロポーションを維持してもらいたいものだわあ~ん。

彼女の現在処方されている薬については少々センシティブなことだから、後述したよ。
ここだけ有料記事にさせてもらっちゃった。
猫ごときがお金をいただくなんて、ちょっとばかし恐縮な気もするけれど、ウチのちゅ~る代だと思って、みんなどんどん貢いでよねっ!

ウチは猫ながら時々考えることがある。ADHDというものは実にラクなものだ。ニンゲンとうまれたらADHDとなるに限る。こんなに寝ていて務まるものなら猫にでも出来ぬことはないと。それでも主人に云わせるとADHDほどつらいものはないそうで彼女は機会があるたびに何とかかんとか不平を鳴らしている。

......ADHDの無精者ながらユウがこうして生きていられるのは、何よりも周りのニンゲンに恵まれて、温かい眼差しと助けの手に支えられているからなのよね。これは間違いないわ。今も涎を垂らし眠りこけている主人だけど、見捨てずにいてくれているヒトがいること、愛してくれているヒトがいること、そしてこお~んなにキュートな猫にまで恵まれているのはまったく、身に余る果報者というしかないわね。

今回の本編はこれにておしまい!
質問箱はコチラだよっ!
ファンレター・ラヴレター、ウチ、シッポを長~くして、お待ちしてるからね~っ♡

さて、彼女の処方されている薬のことについて、以下に書くね。
ここから先はちゅ~るひと袋とだいたい一緒の、100円ですっ♡

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