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入れ墨問題について

銭湯では入れ墨の人は拒否されるわけですが、入れ墨の人を拒否することは間違っているのでしょうか?
今を生きる人々、とりわけ若い子達は入れ墨に偏見がありません。
いつまでも古い価値観に縛られるのは愚か者のすること、銭湯は入れ墨の人を受け入れるべし!という声も昔に比べれば増えています。
時代の流れは入れ墨を容認することに傾きつつあるわけですが、私はそういう流れには真っ向から反対します。

入れ墨容認論は正当性がない価値観の押しつけ

そもそも部外者が入れ墨の人を容認すべきと圧力をかけること自体が間違っています。
銭湯の経営は銭湯の経営者が決めることです。
入れ墨の人を受け入れるかどうかは銭湯の経営者が決めます。
つまり部外者が口出しすることではないということです。
それに日本には思想信条の自由があります。
思想信条の自由があるということは宗教上の理由でなんらかの行為ができないと主張するならばその主張を無視することは基本的にできません。
では入れ墨の人を銭湯に入れないのは宗教上の理由であると言ってしまえばその宗教を無視することはできるでしょうか?
まず無理ですよね。

それでも銭湯に入りたい!

入れ墨を入れてまで銭湯に入りたい方は銭湯の経営者になってはいかがでしょうか?

【追記】
入れ墨は後で後悔しますよ

後悔するからやめた方がいいと言ってもやる人はやるので無駄かもしれませんが、一応言っておきます。
日本で入れ墨をするのは社会的評価が下がるのはもちろんですが、入れ墨はいつまでも似合うというものではありません。
想像してみてください。
可愛いヨボヨボのおじいちゃんおばあちゃんが入れ墨をしている姿を。
似合いますか?
あまり似合わないと思いますよ。
仮に似合わなくなったら消せばいいじゃん!と思う方もいるでしょう。
入れ墨は簡単に消せません。
時間がかかりますし、なによりとんでもなく痛い。
それでもそれを承知で入れ墨を彫るから言っても無駄だよという方もいるでしょうね。
説得はこれで最後になりますが、入れ墨は経年劣化します。
色褪せ、形がぼやけるなどの変化が伴います。
じゃあ修繕すればいいじゃんと思うかもしれませんが、肌へのダメージがあるため修繕を頼んでも応じる彫り師さんはなかなかいないと思いますよ。
ただ経年劣化はアフターケアで防げるようなのでちゃんとケアしていれば状態を保つこともできるでしょう。
しかし私としてはそんな面倒なことになるぐらいならタトゥーシールでよくない?と思うのですがいかがでしょうか?


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