決め方

子どもの幼稚園で、来月発表会がある。

こないだ、役決めがあった。

一クラスの約30人の人数を半分に分けて公演するため、例えば主人公が10人とか、そういうことにはならないようになってるようだ。

子どもの園は、役は立候補で決めるらしい。

うちの子どもは主役をやりたかったが、立候補者が多く、じゃんけんで惜しくも負けてしまい、違う役になった。

周りの目を気にせず、立候補出来たことに我が子ながら拍手を送りたい。

自分が子どもの頃は、学芸会の役は先生が決めていた。

私はいわゆる雑魚グループ(いけてないグループ)だったので、もちろん主役はやらせてもらえなかった。

悔しいとかそういう気持ちもなくて、雑魚はしょうがないなと、スクールカースト下位だというのを自分自身で自覚していた。

大人に反抗できなかったし、周りの目を気にして、「はい」なんて、立候補しようものなら、「えー何でーーー??!!」なんて、ざわついてしまう。

主役や主役級はキラキラグループの人たちで占められて、台詞の少ない役は、「雑魚グループさん、好きな役選べますよ~★」と、言わんばかりの先生の笑顔が、今思えば憎かった。

なんて封建的なんだろうって、

ひどい時代だったなって、

思ってる。

令和には持っていきたくない苦い思い出。

かといって、私が悲観的、消極的、自己否定、性悪説から入る自分も嫌いではない。

要は、生き方の問題だからだ。

出会っちゃいけない人と出会っちゃったんだ。

そう思うようにしている。