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人生のルートは選び放題

学生時代は「彼氏」
アラサーは「夫」
結婚したら「子供」

常に誰かしらの第三者を求めるように設定されている気がする。
そりゃあ若い時に好きになった人と結婚して、お友達に祝ってもらって、とんとん拍子で子供を産んだら幸せだと思う。

でも、その黄金ルートって果たして【全員に当てはまる黄金ルート】なのかなあ。


学生でも大人でも、大好きな人と両思いになるのは嬉しい。
制服デートや仕事終わりに待ち合わせて一杯やる!みたいにその時々にしかできないデートもある。
でも、じゃあ彼氏がいなくてデートできない人は寂しいですよねって話にはならない。

デートできなくても、気の合う友達とお酒を飲んだり旅行したりするのはとっても楽しい。
週末も休みも全部自分のものだから、思い立ってすぐ映画に行っても良いし、旅行もできる。

人間は動ける時間が限られているので、歳をとった時にきっとこの時代の思い出は煌めいて胸に残ると思う。

結婚も同じ。
適齢期になれば結婚しないのか、誰かいい人はいないのか、と田舎で質問責めされる風潮はいまだにあるらしい。
田舎に限った話ではなく、都会でも結婚に重きを置いてる人は多そう。昨今の婚活市場を見るとそんな感じ。
わたしは若い時に結婚したけど、結婚はゴールでも勝ちでもなんでもないんですよ。

これから続く2人の生活を法的に契約して、お揃いの苗字にした。

これが当時のわたしの感覚で、今もずっとこれ。
結婚したから幸せになれるとは思わなかった。
結果的に結婚生活は幸せだけど、結婚したから幸せになったわけではない。
好きな人と一緒に暮らして安心した日々を送れることに幸せを感じてる。

でもこれが万人に当てはまるわけではない。
結婚して親になりたい人もいるし、旅行や趣味を共にしたいカップルもいるはず。
私たちは本当にそれぞれの人生を大切にしているから、共通の趣味もないし一緒に出かけることも全然ない。
ただ生活は大切に共有している。
それがわたしにとってベストな結婚生活だった。というだけ。

だから結婚してすぐ世間の風潮に流されてなんとなく子供を産んでいたらこの穏やかな幸せは手にできなかった。
つまり世間一般のルートから外れたとしても幸せになれる実績をわたしは手にしているってわけ。

結婚したんだから子供は産んだ方がいい。
子供はまだ?
産めばなんとかなるよ。

と、先人たちは口を揃えて教えてくれる。
でもさ、皆さんは子ありルートしか知らないじゃん???
子なしルートにもきっと、絶対幸せはあるのよ。
子ありルートとは違う種類のやつ。

産んで幸せになる人もいるし、
産まなくて幸せになる人もいるし、
産まなければよかったと思う人もいるし、
産めばよかったと思う人もいるし、
選んだ道を正解にするかどうかは自分のポテンシャルと人生を転がす方法やテクニックになっていると思う。
明らかに子供が嫌いなのに産んだら可愛いなりに苦労はするだろうし。
子供大好きと思って産んでも思わぬところで悩むことになるかもしれないし。

正解ってないのよ、絶対に。

ただ、選んだ道を正解にする力は絶対に備わっていると信じたい。
だからこそ自分の道は自分で選ぶべきだと思う。

どのルートを選べば自分を幸せにできるのか。
辛くないのか、得意なのか。
よくわからずなんとなく子供を産むにはハードルの高い世の中で、全ての女性が自分らしく生きることができれば素敵だと思う。


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