【都会VS田舎】働きやすいのは結局どっちなのか?移住経験者が比較してみた

近年、田舎に移住することが注目されていることをご存知でしょうか?テレビでもよく、「田舎に移住して農業やってます!」なんて方がたくさん紹介されるようになりましたよね。

田舎に移住してみたいな、なんて思っている方も少なくないのではないかと思います。ですが、実際働きやすさはどうなのか?気になりますよね。

実は私、都会と田舎両方に住んだことがあるんです!そんな私が都会と田舎、結局どっちが働きやすいのか、いろいろな面から比較してみました。

住んでみないと意外とわからない都会と田舎の働きやすさの違いを超くわしくご紹介していきます!

◇比較する内容はこれ!

・仕事の種類
・働く時間
・給料
・人間関係
・番外編

◇【仕事の種類】

田舎での仕事と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?介護や農業など、職種が少ないイメージが強いのではないかと思います。

しかし、実は田舎でも少しずつリモートワークが普及し、IT系の職種で働くことが可能になってきているのです!実は、私の知り合いにも、田舎に住みながらリモートワークでプログラマーとして働き、生活している方がいます。

月に1~2度ほど本社のある東京に出社しているようですが、ほとんどを田舎の自宅で仕事をして過ごしていると聞いています。落ち着いた田舎の雰囲気が好きだという彼は、とても満足そうに話していましたよ!

ただ、都会の方がまだまだ仕事の種類が豊富なことに変わりはありません。仕事の種類の多さや働き方の自由度で言えば、依然都会のほうが働きやすいと言えるでしょう。


◇【働く時間】

都会で働くと残業がある場合が多いですが、田舎は残業が比較的少ないです。その理由は、工場勤務や農業など、時間がしっかり決まっている、もしくは自分たちで調整できる仕事が多いから。

しかし、一般的な企業に勤めた場合、フレックスタイムなどの働き方を導入している企業は田舎にはほとんどなく、働きやすさの面で言うと都会のほうが融通がきく働き方ができるといえるでしょう。

田舎では、「フレックスタイムあり」という求人がないこともありませんが、ほとんど利用されていないことが多いです。本社が東京にあり、田舎に支社があるといった大手企業に多いケースです。

田舎にある中小企業のほとんどはフレックスタイムを取り入れていないことが多く、取り入れている場合でも、先述した通り利用者がいないことがほとんどです。

私が田舎で会社員をしていた時は、フレックスタイムがあることをまったく知らずに務めていたほど(笑)務めて何年かしてからフレックスタイムがあることを知りましたが、利用している人は一人もいませんでした。

ただ、リモートワークが普及してきたことと同じく、そう遠くない未来にフレックスタイムも普及してくるのではないかと思っています。


◇【給料】

田舎で働くと、都会ほど給料は高くありません。

しかし、田舎はそもそも生活にかかる固定費が安いので、そこまで高い給料を得なくても普通に生活する分には問題なく生活することができます。

野菜やお肉などの食べ物しかり、家賃しかり、都会と比べて田舎はとっても物価が安いことが多いんですよね!田舎に住んでいて都会に出たとき、物価の高さには驚いたものでした。

逆を言うと、年収500万以上を目指したいのなら、都会のほうがいいかもしれません。

都会はそもそもの基本給が田舎より高いところが多く、よく探せば年収500万円以上を稼ぐことができる仕事は見つかりやすいでしょう。

その分生活にかかる固定費も高いですが、たくさんお金を稼ぎたい!と思うのなら都会のほうが仕事の種類も多いですし、良いことではありませんが残業も多めなので給料としては田舎と比べればかなり高い給料を得ることができます。


◇【人間関係】

田舎には、仕事上の付き合いとプライベートな付き合いの境があまりありません。休日にバーベキューをしたり、仕事帰りに「ご飯食べて帰ろう!」「飲みに行こう!」なんて言うのがしょっちゅうです(笑)

もちろんそれには上司や先輩、後輩などの壁はなく、けっこうオープンにみんなで、ということが多かったですね。いい意味で風通しがよく、気を遣わなくてもいい人間関係を築きやすいと思います。

それに対して都会は、仕事とプライベートの境がかなりはっきりしているイメージが強いです。休日に集まって遊んだり、休日にご飯を食べに行くなどは仲の良い同期くらいとしかしないのではないでしょうか?

日々の残業の多さも田舎とは比べ物にならないのでそんな暇はないと言われてしまえばそれまでなのですが、私は田舎の人間関係も経験しているので少し寂しく感じてしまうのが正直なところです。


◇番外編

番外編は、移動手段や福利厚生についてお話ししていきたいと思います。

田舎の移動手段は、断然車です。車がないと行きたいところにたどり着くことすら難しいことも。

何故なら、圧倒的に駅が少ないですし、電車の本数もかなり少ないからです。

駅が少ないことで目的地まで最寄駅から徒歩30分以上かかることだってざらにあります。電車の本数なんて、1時間に1本程度が通常運転のところが多いんですよ!

都会に住んでいる方からしたら驚きの事実じゃないでしょうか?(笑)

都会なら、電車に乗るのに時刻表なんて必要ありませんが、田舎では1本逃したら1時間か運が悪ければそれ以上待たないといけないので、時刻表は必須アイテムです!

ですから、車がなければ田舎では生きていくことは困難です。都会に住んでいれば必要ないので免許を持っていない方も多いかもしれませんが、田舎に移住する場合は必ず免許を取ったほうがいいですよ!


福利厚生の田舎と都会の違いといえば、もちろん企業によるのでしょうが、賃貸家賃の補助の違いが大きいでしょうか。

田舎には、持ち家の人が多い、または賃貸に住んでいても家賃が都会に比べてかなり安いので、賃貸補助は少ないです。

都会の方が田舎で部屋を借りようとすると、その安さにきっと驚愕すると思いますよ!(笑)

都会では駅に近い1Kの部屋でも10万近くすることはざらにありますが、田舎なら同じ家賃で、なんならもっと安い家賃で2LDKに住むことだってできるくらいです。

そんな家賃の安さですから、企業からの賃貸補助の金額が少なくても負担額は都会とそれほど変わらないのかもしれませんね。

まとめ<結論:便利さなら都会!住みやすさなら田舎!>

結論を言うとすれば、通勤のしやすさや働き方の自由さなど、便利さを求めるなら都会を選んだほうが良いでしょう。しかし、物価の安さや人間関係の温かさなど、住みやすさを求めるなら田舎がおすすめです。

私は都会にも田舎にも住んだことがある身として、選ぶとすれば田舎が良いですね。空気もきれいですし、たくさんの人たちと触れ合って、あたたかさを感じることができるからです。

もちろん便利さを求めて「都会に住みたいな~」なんて思うことがないわけではありませんが、都会に遊びに行ったときに必ず「田舎に帰りたい」と思う瞬間がありますから、住むなら田舎、遊びに行くなら都会、というのが私の考えです!

人それぞれもとめることは違いますし、便利さと住みやすさどちらを優先するかはあなた次第です。

もしあなたが都会に住んで長く、田舎に住んだことがないのなら、移住してみれば人の温かさや空気のきれいさが身に染みて、田舎が好きになるかもしれません。

逆に、あなたがもし田舎に住んで長いのなら、都会に移住してみればその便利さにもう田舎には戻れなくなるのかもしれませんね。

都会、田舎それぞれに魅力がたくさんあるものです。自分がどんな生活をしたいのか、どんな仕事でどんな働き方をしたいのかを考えて、自分に合ったほうで住むのが一番ですよね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?