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『ワイルド・ボーイ』〜CLOCKWISE / b-flower

「 曖昧は いけない  逃げ道は もうない
    雪の上 裸足で歩きだす  命がけの心意気 」

[1996/7/22 @渋谷 b-flower Live]

1996/3/27発売 b-flower の 5thアルバム『CLOCKWISE』1曲目

[ アルバム CLOCKWISE ]
(ジャケット裏+歌詞カード+ディスク) 
[ アルバム CLOCKWISE ]
(ジャケット表+ディスク) 

「気持ちとは裏腹な  痩せすぎの情けない声
  囁く言葉もなく  最後の切り札を使う
  I  LOVE YOU」

[ アルバム CLOCKWISE ]
(歌詞カード中) 

1996/3/27に、アルバム『CLOCKWISE』が出た後に、
b-flowerは メディアや雑誌への沢山の露出、
PVやシングルCDも複数出し、
ライブも東京を含めて沢山行われ、
東京では ゲストを呼んでの 3か月連続のマンスリーライブも有りました。
今迄は、アルバム発売の後にライブが1,2回有り、
シングルが何枚か発売され、
翌年、また新しいアルバムが出る、というペースが続いていたので
「大丈夫なのかな?」という朧げな心配も有りましたが、
ライブ等で見掛ける b-flowerのメンバーは いつも通りマイペースな雰囲気で、私の取り越し苦労なんだろうと思っていました。

この曲のライブ映像が有ると知ったのは
つい最近で、今年の6/18の東京ライブが終わった後だったと思います。

2003年頃からの b-flowerの冬眠、
私は暫く それに気付きませんでした。
京都のライブに行く事が、物理的にも精神的にも金銭的にも難しくなってきて、遠征は、この2003年のライブを最後にするつもりでした。
恐らく b-flowerは 東京ではもうライブをやらないかもしれない と思っていたので、今後、b-flowerのライブに行けなくなるのかも…と絶望的な気持ちでした。
(…東京のライブで、とても哀しい出来事があったのですが、それ以降、八野さんもその事については語っていないので、私も書かない事にしています…)

恐らく、毎回渡していた八野さんへの手紙も、この時は書かなかったと思います。
というより、書けなかった…。
いつも手紙には、そのままの自分の心を書いていたのに、八野さんにさえ言えない様な事が起きていたからです。

ところが…
b-flowerは、京都でもライブをやらなくなり、消息も全く判らなくなってしまったのです。
ブレストのHPには b-flowerが冬眠している事のみが英語で書かれていて、リンク先も無くなっていました。

八野さんがブログを始めたのが2008年頃で、
ゆっくりとb-flowerの再始動をしているのは、更新される記事で なんとなく感じられましたが、ライブは、まだまだ先の様な感じでした。
この映像は 2011/12/15にyoutubeにアップされてブログにも記事がありますが、ネットもあまり見なくなった私は、全く気付きませんでした。

私は2007年頃から、家族の心の病気や 仕事の事で、再び長いトンネルの中に居て、2011/3/11の震災の後、更に心が沈んでいきました。
なんとか心を上げようと、他のミュージシャンのライブに行ったり、CDを購入したり。
でも、b-flowerの替わりなんて無いんだ…と身に沁みて解りました。
この頃はもう、b-flowerの曲を聴く事さえも、少なくなっていました。
ストレスで、音楽を聴けなくなっていたのです…

あの頃、この曲のライブ映像を観ていたら、もう少し早くトンネルを抜けられたのかな、とも思います。
正に「最後の切り札」になっていた、大好きな曲のひとつです…

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