胸のサイズは個性のひとつ
＊まとめのタイトルが美しくないので好きではありませんが、騒動の可視化のためにリンクを貼りました。
「巨乳は奇形」という文字列を見て吐きそうになった…
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
とても驚きました。騒動の発端のツイートを貼ります。
いわゆる、そうした日本の童顔・巨乳、でか尻、足細の女性キャラって、一昔前の言葉で、使うことにも躊躇しますが「奇形フェチ」だと思うのですよね。昔の中国の纏足につながるような身体形成で、それは正に男性による女性のモノ化であり、人権・人格否定。 https://t.co/EadDt2GMth
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
私には岩渕さんによる＂童顔・巨乳、でか尻、足細の女性＂への人権・人格否定に見えました。
＂童顔・巨乳、でか尻、足細の女性＂が実在する以上、どんなに「躊躇する」と断りを入れても、「奇形」と表現するのは配慮が欠けていると思います。
男性の巨乳への執着というと、フェリー二の映画だったと思うが、海辺に住む知的障害がある巨乳の中年女性を良家の子弟らしい制服姿の小学生男子らが「踊れ、踊れ」と囃し立て、女性が自覚無く胸や裾をはだけ卑猥に見える様子で踊るのを見て笑い転げるシーンを障害女性への残忍なシーンとして思い出す。
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 19, 2019
こちらの話題の流れでの発言だったとのことです。このツイートが「知的障害を連想」と受け取られているようです。こちらも配慮不足を感じますが、表現の手違いがあって文意が変わっている可能性があるので、私は触れません。
外科的乳房縮小術にも言及されていました。
胸の大きさによっては、慢性的な肩こりや、運動時に痛むなど、日常生活に支障をきたすことはあると思います。岩渕さんによると重みで呼吸困難や睡眠障害という健康上の理由で緊急除去の必要がある方もおられるとのことです。
肩がこるといったレベルではなく、重みで呼吸が妨げられ、安眠することもできない…まず、健康上の緊急性の除去が目的とされ、男に絶えず好奇の目で見られ、自尊心が損なわれるという部分は精神的カウンセリングが行なわれ、医師と対話しながら目ざすサイズを決めていく。 https://t.co/XYStfOWb8g
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
そういった方には胸を小さくする医療的な処置は有効だと思います。
ですが、
だから・・・アメリカのドキュメンタリーで、十代の女のコが巨乳で毎日男子生徒にジロジロ見られ、学校に行くのが苦痛で鬱になって、毎日自殺を考えていたので、親がお金を出して、外科的乳房縮小術を受け、初めて笑顔で好きな服を着て外出したという話を繰り返しています。 https://t.co/9jajA2RG3M
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
近年、乳房縮小術は世界中で大きな関心を集めるようになっているので、この機会にそういう選択肢があるということを、若い女性に知らしめるのは良い機会かもしれません。英国では「胸が大きいばかりにバカ女の役しか得られない」という女優さんによる深刻なドキュメンタリーもありました。 https://t.co/em1cJxU6S7
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
こちらには賛同できかねます。確かに精神的に追い詰められて心が病んでしまうよりは断然よい手段だと思いますが、最も大事なのは「こうならない社会にすること」ではないでしょうか？
健康被害が出てるなら縮小手術というのは効果的だと思うけど、性的に見られるのが嫌だから小さくする手段をお知らせするって、マジで？？
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
胸が大きくても堂々と暮らせる社会を目指さないの？
胸が大きいことがコンプレックスになるように仕向けてるのは誰なの？？
ビックリした…
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
私も胸が大きめです。若い頃はすれ違いざまに卑猥な言葉を聞かされる被害を毎日うけていました。だけど私は何も悪くありません。好きでこの胸に生まれたわけじゃないし。胸はDNAのせいですし、被害に関しては加害者だけが悪いんです。それも「男性」が悪いのではなくて「加害者の頭」が悪いんです。
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
同じ被害に遭っている女性は今もいると思います。加害者は気持ち悪いけど、被害者に落ち度はないので卑屈にならないで下さいね。「加害者の頭が悪い」「加害者は気持ち悪い」それだけが事実です。
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
そういう頭の悪い加害者を減らせるのが一番だし性犯罪者には額に焼き印を押して欲しいけど、すぐには難しいと思うので、私は被害者の自尊心を守ることを最優先に考えています。胸のサイズは単なる個性。
— あめ (@K_1946823_moon) October 28, 2019
胸のサイズも個性のひとつです。頭の悪い加害者に負けないでください。
どんな大きさでも堂々と胸を張っている女性が増えることを願っています。
-----追記-----
男性の巨乳への執着というと、フェリー二の映画だったと思うが、海辺に住む知的障害がある巨乳の中年女性を良家の子弟らしい制服姿の小学生男子らが「踊れ、踊れ」と囃し立て、女性が自覚無く胸や裾をはだけ卑猥に見える様子で踊るのを見て笑い転げるシーンを障害女性への残忍なシーンとして思い出す。
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 19, 2019
RT
— あめ (@K_1946823_moon) October 29, 2019
このツイートが「巨乳が知的障害を連想させる」と読まれているみたいだけど、岩渕さんが言いたいのは「男性の巨乳への執着」が主語だと思うよ。
男性の巨乳への執着
＝フェリーニの映画のシーン
＝嗜虐的
＝男性による女性のモノ化
多分これが岩渕さんのロジック。
だけど文末に「障害女性への残忍なシーン」という言葉が入ったせいで、文意がズレてしまったのだろうと。
— あめ (@K_1946823_moon) October 29, 2019
巨乳好きな男性に対して何を連想し何を思うかは個人の自由なので、私は言及を控えました。
— あめ (@K_1946823_moon) October 29, 2019