見出し画像

まだ何者でもない自分への焦燥感

Twitterを眺めていると、「まだ何者でもない自分への焦燥感」をツイートをしている若者をよく見かけます。既に何者かになっている先人達の共通点をリストアップしたり、成功哲学を分析したり、著書の書評をアップしたり。
勉強するのは大切だと思いますが、憧れが先行しすぎて本質を見逃している印象を受けます。

私は思うのです。

「何者かになりたい」「成功したい」という漠然とした目標しかない人は、絶対にそれには到達しない、と。

何者かになった人、成功した人は、具体的な事柄に夢中になっているうちに、そうなっただけです。

プロジェクトの実名メンバーは、何者かになりたい若者にとっては憧れの存在だと思います。でも、この方々の本質をキチンと見れば、「何者かになりたい」という言葉のダサさが分かるはずです。

メンバーは必ず何か具体的な目標を持っています。社会的意義の高い目標です。それに向けて真剣に努力した結果、成功し、有名になったのです。

この「順番」はとても重要です。人としての厚みに確実に差が出ます。その厚みは魅力の源です。無垢とメッキの違いです。
魅力的な人に人は集まります。それが成功へ導くのではないでしょうか?

これは「何をどうしたいのか」を言語化できなければ、何者にもなれない、ということです。

それも、何者かになるために○○を△△にするのは間違いだと思います。それはメッキです。無垢と比較すると薄っぺらい。
○○を△△にすることに真剣になった結果として成功者になった人の、無垢な輝きには及びません。

Twitterで見かける「まだ何者でもない自分への焦燥感」など不要だと思います。持つなら、「○○を△△にするという目標に到達しない現状への焦燥感」でなければ。

「何をすればいいか分からない」という声が聞こえてきそうですが、私なら「具体的に欲しいものを本気で獲りに行け!(犯罪はダメ)」とアドバイスします。

何かを創るのでもいい。世界一周旅行でもいい。会いたい人に会うのでもいい。

欲しいものを手に入れるために、たくさん頭を使って考えて、やれる事は全部やれば、「欲しいもののために本気で行動できる人」になっているはずです。

分かりやすい成功者に憧れているだけよりも、何者かになりたがってるだけよりも、ずっとずっと魅力的な人になっているはずです。

それが人生の成功者だと私は考えます。