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大平貴之さんの「MeToo運動」に関する炎上のこと
大平さんのこのツイートの真意が伝わらず、ツイートを消した後にスクショが出回り、大炎上してしまいました。
大平さんは告発自体を責めているのではなく、運動をワイドショー的に消費してるように見えるから違和感がある、と言っているのですが、多くの人に「大平さんの想像力の欠如」と切り捨てられてしまいました。
metoo運動は未来のための運動のはずで、被害者も加害者も生まないために、どうすればいいかを一人一人が考えなければ、勇気をだして告発した人に失礼だと私は思います。
ところが、「あの人がそんなことを!」という話題が先行してるように感じます。そこに違和感を持つ人は少なくないと思います。
誰でも被害に遭ってからでは遅いのだから、「この先は嫌なことは嫌と早く言おうね!」も同時に語られなければ意味が無いと、私は考えています。
「言えない人もいる」で思考停止しては、問題はなくならないと思います。「なぜ言えなかったか」の先、「どうすれば言えるようになるか」を考えなければ。
また、metoo運動は被害者に視点が行きがちですが、誰もが加害者になる可能性があるということも考えなければならないと思います。実はあの時~と言われて、謝ればOKという話ではないですよね。自分が知らないうちに誰かの心身を傷つけていること、その事が怖くないですか?
「言えない人もいる」で終わるのではなく「誰でもその場で言えるようになろう」にしないと、皆がいつ加害者になるか分からない。
自分も加害者になりうるという視点で考えたら、嫌ならその時に言って欲しいという気持ちは理解できると思います。
大平さんの主張はこれです。
大平さんも私もNOを言える人種なので、加害者になる可能性の方が高くて不安です。エスパーではないから、人の気持ちを100%察することなんて出来ませんし。
人に嫌われたくないのではなく、人を傷つけたくないのです。
ネットを見ている印象では、自分も加害者になりうる危機感を持っている人は少ないような気がします。
実際、大平さんのツイートの真意を読み取れず炎上に加担した方々は、私の視点では加害者です。これを何年後かに「あの時、本当は~」と大平さんが訴えるのがmetoo運動ですよね。
私はこの炎上の際に火消しを行い、完全消火後にmetoo運動を行いました。
被害者に寄り添う優しさだけでなく、自分が加害者にならない優しさにも意識が向くと、社会はより良くなると思います。