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小淵沢駅 駅メロ調査

JR東日本では首都圏を中心に数多くの発車メロディー(通称駅メロ)を採用しており、その中でも、ご当地曲とは反対に幅広い駅で使用されている曲については汎用メロディーと呼ばれている。今回取り上げる小淵沢駅はその汎用メロディーの採用駅としては最西端に当たる。この記事ではその小淵沢の駅メロについて徹底的に調査した結果を載せる。

小淵沢駅の発車メロディー


小淵沢駅の基本情報

所在地…山梨県北杜市小淵沢町
開業…1904年12月21日
所属路線…中央本線、小海線

小淵沢駅の駅メロについて

当駅ではどの番線もテイチク製のメロディーを採用しています。当駅は駅員放送が頻繁に入るため、発車メロディーに被ることがほとんどです。ゆえに被りなしの音声を収録するのは難易度が高いのでご注意を。また4,5番線ホームへの跨線橋には小VOSSスピーカーがありますが、小海線との乗り継ぎが良い時間帯に収録すると通行客の迷惑になるので、気を付けましょう。

1番線【中央本線下り】

使用曲…Sunrise
放送…館山型(女声)
スピーカー…JVC横長型(ホーム上に7か所)、小丸VOSS(ホーム上待合室内に1か所)、小VOSS(跨線橋に1か所)

●所見
時間調整で少し長めに停車する列車も一部ありますが、余韻で切られることが多いです。ホームの信濃境寄りが録音環境としては適しています。信濃境寄りのスピーカー2つは屋根のない屋外にあり、少し高い位置にあるため180cm以上の一脚を推奨します。また跨線橋にある小VOSSスピーカーは梁の上にあるため密着録音が少ししにくいです。小VOSSスピーカーは2つあり、それぞれ背を向けるように設置されており、向かって小海線ホーム側のスピーカーから1番線のメロディーは流れます。

●狙い目【2024年3月ダイヤ改正後】
➀夕方以降の普通列車
 16:25(3分間の停車)
 18:09(停車時間は短いですが、比較的緩い印象です) 
 18:35(6分間の停車)⇐上り18:37の接近放送が裏被りしやすいです
 20:38(4分間の停車)
 21:38(7分間の停車)
②繁忙期の特急列車
繁忙期の小淵沢駅は利用客が非常に多く、車掌さん次第では乗降待ちで長く鳴ることがあります。


2番線【中央本線上り】

使用曲…See You Again
放送…巌根型(男声)
スピーカー…JVC横長型(ホーム上に7か所)、Roland(ホーム上待合室内に1か所)、小VOSS(跨線橋に1か所)

●所見
小淵沢駅の3つのメロディーの中では最も鳴りやすいです。こちらもホームの信濃境寄りが良い録音環境です。跨線橋にある小VOSSは、向かって駅舎側のスピーカーから2番線のメロディーは流れます。

●狙い目
➀当駅始発の普通列車
 5:35
 6:02
 7:28
 10:28
 14:07
 14:51(休日14:50)
 16:42
 17:25(休日17:23)
 17:45(休日17:38)
 18:56
 21:26
 22:23
②繁忙期の特急列車
1番線同様、繁忙期の小淵沢駅は利用客が非常に多く、車掌さん次第では乗降待ちで長く鳴ることがあります。

4番線【小海線】

使用曲…発車メロディーの使用無し
放送…巌根型(男声)
スピーカー…JVC横長型(ホーム上に2か所、5番線と兼用)

●所見
4番線は架線が引かれていないため小海線の列車のみが発着します。小海線は早朝の1本を除いて全てワンマン列車となっており、発車メロディーを扱いません。

5番線【小海線、中央本線下り】

使用曲…朝の静けさ
放送…巌根型(男声)
スピーカー…JVC横長型(ホーム上に2か所、4番線と兼用)

●所見
5番線は小海線ホームとなっていますが、中央本線の当駅始発の下り普通列車の一部は5番線から発車します。スピーカーがホーム上に2か所ありますが、1か所はスイッチに近い位置にあり、威嚇と捉えられてしまうのでおすすめしません。また中央線ホーム1,2番線からの発車ではないため、誤乗防止のための駅員放送が頻繁にかかりやすく、メロディーにも非常に被りやすいです。
また以下の4つの列車は必ず長野支社の車掌さんが乗務するためか、ご厚意で長めに鳴らしてくれるといった車掌さんが圧倒的に少ない印象を受けました。

●5番線で発車メロディーを扱う列車
 14:05
 17:35(17:32に4番線に到着する小海線の列車が遅れると厳しいです)
 19:40
 22:30

まとめ

以上、小淵沢駅の駅メロについてのまとめになります。
小VOSSから流れるSunriseやSee You Againはなかなか素晴らしい音質ので、ぜひ収録へ行ってみてください。


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