AS2pick
・結論
B=Nc=V>R=Nm>D
・BANリーダーについて
シャドバのリーダーにはそれぞれクラス特性があります。例えばエルフであれば「ほかのカードとのコンボを利用して戦う」ウイッチであれば「スペルを利用して強力なカードを踏み倒して使う」などです。例に挙げた2つのクラス特性はリミテッドにおいて弱い特性の二つで、他のカードとの組みあわせが前提条件として考えられているため、仮に構築では強いとされているカードであったとしてもリミテッドでは組み合わせができないがために弱くなってしまうというカードが多く入っています。
今回のAS2pickでも同じことが言えるためエルフとウイッチはBANリーダーだと考えています。
・環境把握
大きく評価が変わったのはビショップです。前回のAS2pickはネクロ1強環境であり序盤アミュレットを並べても無視して顔を詰められ回復も間に合わず負けるということが多かったため強いリーダーではありませんでしたが、今回のAS2pickではセリーナソフィーナラーといった強力なパワーカードに加えゼルガネイアやカインドブラストといった強力な回復札が増えた+ネクロが弱体化を受けたこともあり長期戦ができる環境となったため強力なカードを最大限生かせるようになり1位にしてもよいレベルまで評価が上がったと思います。ほかのクラスに関しては前回と比べ目立って変わったところはないので細かいことはクラス別に書いていきます。
・クラス別評価
ビショップ
雑感
序盤はアミュレットを並べセリーナやソフィーナやスカルフェインによって盤面を制圧、中盤から終盤はラーやウィルバードなどの強力なカードをカインドブライトやゼルガネイアといった質のいい回復でサポートしていくなど、新規追加のカードによって大きく戦術の幅が広がったクラスです。1番の強みとしては面で戦うクラスではないのに序盤面をとれる可能性があるということです。ネクロロイヤルが「絶対これで決めると言ったフィニッシャーはないがボードの取り合いを制して持ってるパワカで押し切るタイプ」であるのに対して、ビショップヴァンプネメシスは「明確なフィニッシャーをもちそこまで試合を長引かせるタイプ」であるため、基本的にはこの2つが対立すればボードは序盤からネクロロイヤルが支配し、ビショップヴァンプネメシス側がそれを取り返しながらフィニッシャーまでつなげる、みたいな試合になります。しかしビショップにだけは例外がありアミュレット展開による押し付け+ソフィーナやセリーナのアドバンテージを得て序盤のボードさえとってしまえば、ロイヤルネクロはボードを取り返せず、ヴァンプネメシスはそのまま押し切られてしまいます。要は序盤盤面を取れるという強みは理論上の全体面有利を作り出せるくらい強いということです。そのほかの強みとしては軽めのアミュレットドロソが多いのでデッキの周りが安定しやすい、ラストワードを消せるカードを何枚か持っているのでヨルムンガンドなどの強力なカードにも対応しやすいなどもあります。
優先カード
ビショップの場合特定のカードが試合を決めるケースが多く、また、そういったカードが結晶になれたりコストを踏み倒せたりと事故らずに扱うことができるので、パワーカードを最優先に取るのが良いと思います。第2優先はデッキの安定感を上げるために以下のドロー付きアミュレット、第3優先はパワーカードとの組み合わせで強くなれる+序盤のマナパスをなくすために以下の生き物アミュレットを優先していくのが良いと思います。
パワーカード:ラー、セリーナ、ソフィーナ、アンヴェルト、スカルフェイン、サレン、ウィルバード
ドロー付きアミュレット:黄金の鐘、聖なる願い、星導の天球儀、神殿の風熊、
生き物アミュレット:邪教の神殿(例外)、神鉄の翼(5/3/5突進)、白翼の湖(5/3/5突進)、獣姫の呼び声(3/2/1疾走+4/4/4)、ブレッシングバード(獣姫)、神域の守護者(5/4/5守護)、宝石の甲羅(4/3/5)、蛇毒の宴(3/2/2必殺*2)、ジャッジメントスピアー(5/5/4突進)
(すべて上から優先度順)
ネクロ
雑感
序盤から盤面を作り上げ体力を削り、残った体力を禁絶の一撃やデスタイラントなどで削りきるクラスです。前回は最強感ありましたが、エンネアやボーンドローンなど先行4コスの強い動きができるカードがほとんど落ちてしまいうまく盤面を作りきれないこともあるので今回はそこまで最強感はありません。
優先カード
最優先カードはミルティオ、ケルベロス、レイブン、セレスの4枚です。先4で強い動きが無くなってしまったため、先行で勝つには先5で強い盤面を作る必要がありそういった場面でこの4枚は役に立つカードです。とくにミルティオに関してはリーサル札にもなれるので見たらとるレベルのカードだと思います。5コス>強い低コスト>フィニッシャー>ドロー>大型>2コストくらいの優先度でとるのが良いと思うのですが、序盤中盤の面の制圧具合が試合を大きく分けるので2コスト生き物は大体8枚を目安に取るのが良いと思います。
5コスト:ミルティオ、ケルベロス、レイブン、セレス
強い低コスト:王墓の骸、ゴールドラッシュゴースト、スカルドリーマー
フィニッシャー:二コラ、デスタイラント、ネクロインパルス
ドロー:火車、ギルト
大型:ヘクター、タルタロス、トリモン、新旧アーカス、モルディカイ、ギンセツ、デッドメタルスター、最果ての骸、イシス
(すべて上から優先度順)
ヴァンパイア
雑感
自傷カードを使い復讐と狂乱の恩恵を受けながらヨルムンガンド、ネレイア、ボルテオなどの盤面制圧に特化したパワーカードと永久凍土のベヒーモス、アラガヴィ、暗き底より出でる者、闇喰らいの蝙蝠などの打点を出せるパワーカードを使い合わせていくクラスです。ビショップよりもパワーカードに依存しており引けないと試合にならないことが多いですが、3.4コスト帯にドローソースが多く、引ける枚数は多い印象のクラスです。2コスト生き物の枚数が19枚と、ロイヤルやネクロなど盤面重視のリーダーより多いので変なことをされずに試合が進めば序盤はあんまりこけずに進めることがビショップネメシスと比べた時の強みの一つです。自傷という行為自体が相手のリーサル範囲を広げてしまうので弱い点ではありますが、その分選択肢が多かったり相手の理不尽盤面も対応できたりと色々強い点はあるので1位にしてもよいリーダーの1つではあると思います。
優先カード
ヨルムンネレイアボルテオ>アラガヴィベヒーモス倉木蝙蝠>ドロソみたいな感じで結構シンプルです。ボルテオやヨルムンで暴れることができると派手で楽しいリーダーですが、選択肢が多くプレイ次第では自分の首を絞めることになるのでプレイングが重要なリーダーだと思います。
ネメシス
雑感
どこからともなくキャントリ生き物を生み出すので2pickに登場した時から言われていますが安定感はあります。ただオールスターでは少しきついかなというう印象です。かみ合って序盤にアナライズを量産する動きは確かに強いですがビショップならかみ合えばもっとすごいことができる、リーシェナやメイシアで打点も出せるのも強いですが、ヴァンパイアならかみ合えばもっと早く高い打点が出せる、といった具合に最大値が低いです。別に悪くはないリーダーですし4勝もしやすいとは思いますが決勝で使うかと言われればうーんって感じのリーダーです。
ロイヤル
雑感
ラウンド1ロイヤルとドラゴンだけでだいぶやりましたが1回も5勝できませんでした。無理。弱い。ネクロでいい。ネクロにかてん。
ドラゴン
雑感
全クラスに対応するためのデッキを組むと全クラスに弱いし、重いデッキで重いデッキミラー5戦制すつもりでやっても軽いデッキにすぐやられるし無理。弱い。
おまけ
オールスター2pick窓5勝報告はこんな感じでした。
(ラウンド1のみ)
ビショ:8回
ネクロ:4回
ヴァンプ:6回
ネメシス:6回
ロイヤル:2回
ドラゴン:2回
正直決勝で何握るか決まってない。対面がずるしないって約束するならビショヴァンプネメシス握るけどそうじゃないから序盤に殴り倒せるネクロも候補に入れてのビショネクヴァンプ握りたいなって感じ。アリーナの対面ざっと見た感じはロイヤルドラゴンあたりが多くてそこに対して有利ついてるネクロは捨てきれない。
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