数字って難しい?

1.スポーツと数字

バスケットに限らず、スポーツではプレーに関する数値がやたらたくさんありますね。なじみが深いのは野球の「打率」とか「防御率」とか。でも最近は「OPS」って聞きません?こんな文章書くついでに調べてみたら「OPS=出塁率+長打率」なんですって奥さん!ってことは、OPSが高い人ってきっとすごい人なんだろうね(すっごくふんわり)。
(なお、「長打率」ってなんだよ!とか聞かないでね。知らないから)

2.バスケットに関する数字

さて、バスケットに戻りましょう。私は広島ブースターなんで、ここから先は全て11月19日(19試合)終了時点の広島の数字をメインに見ていきます。
まず一番ベーシックなところで、平均得点=85.9(1位)、平均失点=74.2(5位)でした。勝率が現時点でB2全体1位なので、納得のデータですね。失点が5位ならディフェンス力も悪くないじゃんという感じ。

ところで日本のバスケの数字を調べるにはBasketballnavi.DBさんですね。このサイトをみると、「Pace」「ORtg」「DRtg」といった指標が出てきます。それぞれ簡単に意味を調べてみると、
Pace=40分間の試合で攻守が切り替わる回数
ORtg=100回攻撃をしたときに何得点できるか
DRtg=100回守備をしたときに何得点されるか
(多分大雑把にこんな感じだと思います。違ってたら教えてくださいね…)

こう見ると、ORtg、DRtgの方が平均の得失点よりも、同じ機会数で比較する分、チームのオフェンス力、ディフェンス力を見る指標として、より実態がわかる気がしませんか?

3.広島の特徴は?

では、気になる広島の数字はというと、
平均Pace=76.0(17位)、平均ORtg=112.1(1位)、平均DRtg=95.2(8位)、です。
「8位に下がっちゃったじゃねーか!ディフェンスのチームって言ってたんじゃねーのかよ!」というお声が聞こえてきそうですねぇ…。数字の意味からするとDRtgが低いチームほどディフェンス力があると思うんですよね。やっぱり。それが現時点ではB2で真ん中あたり。

そこは今後も改善していってもらうとして、じゃあ、それに対して現状どう対策しているかです。そこで参考になるのが「Pace」という指標。広島はPaceが全体で17位(1位との差が8.8)と攻守の切り替え数が少ない。そして、広島のORtgは高い。
つまり、意図的にPaceを落とすことで攻撃機会は少ないものの高いオフェンス力で相手より得点を稼ぎ、守備機会を減らすことでディフェンス力不足を補う戦い方をしているんじゃないでしょうか。DRtgが8位なのに、平均失点が5位なのはPaceが低いからですね(いまいち自信はないけど、たぶんそう)。

4.B2全体を見渡すと

ORtg、DRtgがオフェンス力、ディフェンス力なら、差し引きしたのが現状の総合力?ということで、各チームのORtgからDRtgを引いた「NRtg」という数字を算出してグラフにしてみました。
勝率1,2位の広島、信州が、こちらでも1、2位と、勝率順と相関は高いものの、それだけでもなさそうです。

例えば群馬は勝率では4位ですが、NRtgだと8位。ここでPaceを見ると、群馬は18位(75.5)。つまり、Paceを低くすることで相手を出し抜く戦い方をしていると見ることもできるのかなと。

画像1

5.数字は難しいけど楽しかった

と、ここまで書くのに結構時間がかかりましたねぇ。実は先週から下書きは始まってました(笑)
でも意外と楽しい。とはいえ、統計に詳しいわけでもないし、得失点やスリーポイント成功率などの数字以外に、はじめて興味をもって調べてみた程度です。ここで書いたことは、あくまで私が調べた範囲での推測で、正しいかどうかはわかりません(逃げを打ちました)。
それにしてもBasketballnavi.DBさんは素晴らしいサイトですね。お暇な時間にぜひ覗いてみてください。

やる気になれば、広島の今と過去シーズンの比較もしてみようかと思います。(やる気になれば。大切なことなので2度言いました)


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