グリーンライト

まず初めに申し上げておきますが、自称広島の良心、某「green」さんが光ってるって話ではないです。念のため。

フランチャイズプレイヤーに与えられるグリーンライト

我らが広島ドラゴンフライズのフランチャイズプレイヤーである、田中成也選手。いわずと知れた広島の顔。

スリー&Dを実現することを我々ファンは期待している選手である。と言いながら、B1に昇格した現在では、なかなかファンが期待した、あるいは本人が最も期待したであろう活躍をできていないんではないかと思う今現在(2020-21シーズン開幕12試合終了時点)である。

もっと打ってほしい。もっとセルフィッシュにいっていいんではないか?と思う部分もある。Twitter上でもそんな呟きを見たりしている。とはいえ、それをしていいのか?という問題もある。そこが「チームルール」というものであろうと思う。

バスケットはチームスポーツだ。試合でオフェンスを進める上で最低限のルールを決めて挑んでいるのである。

例えば、広島であれば一番に強調すべきはアーリーオフェンスでのマーフィー選手のアタック。そして次はエチェニケ選手を中心としたインサイドである。さらに展開からのアウトサイドからのシュートであろう。

その中で田中成也に与えられているグリーンライト(24秒の中で、時間帯が早くても、お前が打てると思ったら打ってええで)はどの程度なのだろうか。実は短い時間でしかないかもしれない。そう、現代バスケットにおいて、プレイヤー個人が自由に仕掛けられる時間は少ないのである。

例えば、千葉の富樫選手が縦横無尽に動いて、えげつないタイミングでシュートを放って決める。これは彼にいつでも「行けると思えば行けという」グリーンライトが出ているが故のプレーなのかもしれない。

そういう意味からいうと、それを規定するHCの役割は大きい。ただ、一方でHCだけを一方的に糾弾できるだろうか?私たちは選手たちの練習光景を見ているわけではない。選手は練習で、試合中に役割を与えられるだけのプレーをHCに見せつけ、信頼を得ないといけないのである。


デヘンスの部分よ

そしてディフェンスである。正直とてもよく守れている。ピックアップしている相手に付いていき、好きなようにプレーをさせていない。

でも、極論するとそれだけとも言える。

B2時代であれば、それをすることで相手が自滅してくれるケースが多かった。しかし、現在ではどうだろうか?成ちゃんすごい!付いて行ってる!から決められる場面が多くはないか?必死で付いていこうが何しようが、決められるのであればあかんのである。

本人もシーズン前の仲摩社長とのインスタライブで言っていたことではあるが、相手のボールをスティールできないというのは、実は大きな課題なのかもしれない。直接取れないまでも、チームでそこに追い込むもう一つのプラスαを身につけて欲しいと思う。


まとめに

とにかく期待している。あの綺麗な軌道のスリーを。そしてディフェンスの大きな起点になるところを。

そしてこれは成ちゃんに限った話ではない。今現在出場機会が限られた選手たち。彼らが出場機会をふんだんに得られるだけのアピールを練習の場からしてくれることを心の底から願っている。

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