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ホーム開幕節

さて、ついに広島のホーム開幕戦でした。天井から吊るされた4面ビジョンを見て、あるいは床面に敷かれたシートを見て、ひな壇に敷かれたマットを見て、我らがホーム広島サンプラザがアップグレードしたな!と感じた方も多い事でしょう。私は正直ウルウルしました。

ねぇ?広島すごない?

まずは、このテーマからいきましょう。ホーム開幕だし。ねぇやっぱり。
対戦相手は王者アルバルク東京。このチームに対して広島は攻守ともに自分たちのやりたいことをまずは出来た。出せたという部分なんです。正直ここまで出せるとは思ってませんでした(ごめんなさい)。もっとチンチンにやり込められる展開も予想にはあってですね…

具体的なところで言うと、「エチェ神様はやはり神だった」。前節大阪戦のハレルソン選手との対戦でも、これもしかしてエチェ神様はやはりエチェ神様なのでは?という思いを抱いたのですが、今節のカーク選手とのやりあいを見て確信しました。やはり彼は神です。ただ、みてわかる通り彼もダブルチームで孤立させられると厳しいわけで、そういう場面で如何に打開するのかというプレー、戦術は今後必要になってくるでしょう。

そして、マーフィー君すごない?アップテンポな展開での突破力、推進力、そしてフィニッシュの精度。どれを取ってもB1で十分に武器になるところを改めて見せつけてくれました。あとはセットになった時に彼のスラッシュからの外への合わせというようなプレーを出していきたいですよね。

最後に成ちゃんマジ成ちゃん。広島が誇るスリー&Dの成ちゃんのDがやはりかなりできるという収穫。アルバルクの選手にも臆することなく、いつもの足でついて行っていました。しかし一方でスリーを打てるシチュエーションを作り切れる場面が少なかった。もちろん、アタックして決めきる場面も増えていてとても良いんだけど、やっぱりスリーが見たいの。昨年よく見られた反対サイドからスイングしてスクリーナー2枚使ってフリーを作るというシーンがあまりなかったので、それも見てみたいです。

私の大好物のデヘンス

前節の大阪戦ではマンツーマンでP&Rに対してスイッチを多用した広島ですが、今節は昨年同様のソフトショウディフェンスとなりました。一方でゾーンディフェンスをする時間帯が増え、2-3というオーソドックスなゾーンもあったわけですが、いわゆるマッチアップゾーンを敷く時間帯も多くありました。ボールマンへマンマークで付くのを基本としていながら、マークマン以外がボールの動きに合わせて、守るゾーンをどんどんを変わっていくという、自分はやったことのない形で理解が追い付かず、見ていた感想は「あんなんようやるな…」でした。昨シーズンから引き続いているメンバー中心の時間帯しかできていなかったところを見るに、結構な時間をかけて用意してきたのかもしれません。これでアルバルクのオフェンスが混乱する時間帯も結構ありしました。ただ、「結構あった」レベルで終わってしまったとも言えるわけで。このディフェンスの習熟度のアップ、そしてもちろんマンツーマンの強度アップはシーズンを通して求めていきたいところかとは思います。

広島の課題

ディフェンスの課題については前項であらかた触れたので、オフェンス部分の課題を考えてみたいと思います。

まずはやはり今節は「打たされた」シュートが多かった点。やはりチームスポーツであるバスケットでは、「ここで打ちたい(打たせたい)」というポイントがあるわけです。広島でいうと、成ちゃん、朝さん、TKのスリー。グレちゃんのインサイド、マーフィーのドライブなどがこれに当たるかなと思います。今回、すでに触れたようにグレちゃんには徹底してダブルチームが来ました。マーフィーは速攻では最終的に止められなかったものの、セットになった時にアルバルクの須田選手にてこずりました。TKに関してはマークマンがインサイドの選手が多かったので打てる場面は多かったのであとはタッチなのですが決して良くはなかったのは、チーム全体のリズムも影響したのかもしれません。

さて、我らがフランチャイズプレイヤーの2人ですが、これはルカHCの術中に嵌まったのかもしれませんが、ワイドオープンという場面をほとんど作れなかった。それこそすでに触れたようなスイングして2枚のスクリーンを利用してオープンを作る場面は見られず(作らせてもらえなかったのかも)、セットオフェンスでいかにスリーを打てる場面を作れるかどうかが今後勝ちを積む上で重要になってきそうです。

そして、古野が古野していないというところ。ジェイはジェイ出来てる場面が増えてきてはいる感じですが、古野が古野できていないんです。なんというか広島ファンの方にはニュアンスが伝わって欲しいんですが、田渡という突っ込むタイプの選手を同僚に得たことで、「自分はコントロールしよう」という意識が強すぎると思っています。古野君はもっと「気持ち」でガツガツ行くところ、広島ファンも熊本ファンも期待してるんやで!

次節に向けて

次節はaway川崎戦です。えぇ川崎。なんなん、なんでなん?とか思う訳です。アルバルクに続いていろいろヤバすぎるんですが、特にファジーカスぱいせんが入るonスリーを敷かれた時のラインナップをどうするか問題に対してガクアラオ、ダイちゃんの役割が大切になってきますね。

あとは川崎のダイナモ、藤井佑眞くんをどうするかなんですが、松江出身の藤井選手、公式のプロフ欄の影響を受けた指導者欄の名前を見るに、勝手にいわゆる弟弟子的な存在に思っている彼には活躍してほしいなぁと思ってます(あかん)。

こぼれ話

game1、4Q残り8分14秒で時計が止まった朝山選手のカーク選手へのファールのシーン。現地で近くにおられた方は聞いていたと思いますが、朝山選手そのとき「いや、ねぇ、(カーク選手が)お前じゃないって言ってるじゃない!」って言ってましたwww。たしかに。多分、その前にグレちゃんの肩かなんかが当たってたんだと思うんだよね。

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