YOASOBI〜KEEP OUT THEATER〜ここは何処？最初の一歩から。

2021年2月16日 11:04

2020年音楽シーンを一世風靡したYOASOBIの初ライブはライブ配信。ライブ開演前はメンバーがステージに向かうシーンから始まります。

コツコツコツコツ。足音が鳴り向かう先はヘリポート？いや、違う。メンバーがエレベーターに乗り込み、辿り着いたのは鉄骨剥き出しの工事現場。上空に移動とともに階下に夜景が広がります。

ここは新宿ミラノ座の跡地。完成していない建設現場。地上8Fにステージが設けられていました。

1.あの夢をなぞって

ボーカルのikuraちゃんの囁きから始まるこの曲の歌詞と階下に広がる夜景がシンクロして、もうライブに吸い込まれている感覚になった。アカペラから軽快なピアノの演奏に切り替わった瞬間、ジェットコースターに乗り込んだようにこれから駆け抜けていく楽曲の旅に出た。

2.ハルジオン

YOASOBIの楽曲の中で大好きなものの一つ。
テレビのライブでもやっていないので、どんなものになるのかワクワクしていました。
まだ若干の緊張は残っているものの、バンド形式での演奏はぎゅっと纏まりがあって、且つグルーブを感じます。

3.たぶん

MCトークで和らいだのか、少し優しい表情。
ゆっくりめのこの悲しい曲。歌詞を噛み締めて聴いていた。

4.ハルカ

ついついキーボードを近くで撮ってしまう。
(このライブはスクショOK)
今回のライブはカメラアングルも様々な視点からなので、非常に面白い。

「こみ上げてくる想いはただありがとう」

の歌詞。
言葉自体とikuraちゃんの視線と語りかけるような口調でグッと心を掴まれたのはきっと私だけじゃないと思う。

MCでは、このハルカという曲のもととなっている物語「月王子」に出てくるマグカップについて軽く解説し、それぞれの手元にあるマグカップの中身の話になった。ikuraちゃんが皆んなの飲み物を紹介しながら、最後に自分の飲み物を紹介するタイミングで中を確認する為に乾杯前フライングで飲んじゃう場面もあり、和やかな雰囲気。その後、視聴者も含め乾杯〜🍻

5.怪物

舞台の雰囲気も曲調もガラッと変わって、赤いライトとスモークの中。
テレビアニメ「BEASTARS」のOPテーマのこの曲。まさに世界のダークな部分を色彩的にも表現していた。このライブのアクセント的な曲かも。スクショ撮り忘れた💦

6.Epilogue〜アンコール

アルバムTHE BOOKの一曲目からの流れと同じで、エピローグのピアノから始まる。

「明日世界は終わるんだって。君にはもう会えないんだって」

この曲も歌詞に引き込まれる。
今、世界中が苦しんで闘っているコロナの世界とオーバーラップする。当たり前の穏やかな日々がとても愛おしく思う。そんな想いを頭の中に巡らせながら聴いていた。

「もしも世界が終わらなくって　明日がやってきたなら　ねぇ、そのときは　二人いっしょに…なんて」

きっと終わりがやってきて、人々がリアルに会える日々が戻ってくることを信じて…。

7.夜に駆ける

コタツで作ったこの一曲からスタートし、紅白にも出演するまでになったYOASOBI。に周りに恵まれていること、自分たちに出来る精一杯の音楽を届けていきたい。」とAyaseさん。「この一年が本当に大きなもの。振り落とされないようにしがみつくのに必死だった。まさかこんなにたくさんの人に聴いてもらえる日が来るとは想像していなかった。」周りへの感謝と音楽を続けられることの喜びをikuraちゃんは語った。

全てはこの一曲の動画投稿から始まったキッカケの曲。曲が始まった瞬間、ライブチャットが沸いた。きっとたくさんの方がこの曲を待っていたんでしょう。

軽快なピアノとカッティングギター、グルーブ感たっぷりのリズム隊でCDでは聴けない躍動感が伝わってきた。途中から入る別のメロディーラインを弾くピアノが好きで堪らない！