9/1 Open Mic 一日店長レポート

平田勇也先生 Open Mic 一日店長レポート

  少し下に曲ごとに目次があります。(使ってみたかっただけ)
大部分はイベント数日後に思い出しながら書いているため、オタクの妄想幻覚が含まれる可能性があります。


  恐れ多くもありがたいことに、一部では平田先生の目の前の席に案内していただきました。
全曲撮影許可をいただいたので、1部では最初の曲以外の全ての曲を真正面から撮影させていただきました・・・!!
  平田先生の許可をいただいたので、筆者が撮影したソロチェキも載せておきます〜

セットリスト
〜1部〜
・私は最強/Ado
・ラブソング/amazarashi
・廻廻奇譚/Eve
・Magic/Mrs. GREEN APPLE
・終焉逃避行/柊マグネタイト feet.初音ミク
・逆光/Ado

〜2部〜
・ケセラセラ/Mrs. GREEN APPLE
・帰ろう/藤井 風
・鱗/秦 基博
・やさしさで溢れるように/JUJU
・LADY/米津玄師
・THE BUNGY/NICO Touches the Walls
・なんでもないよ、/マカロニえんぴつ
・Soranji/Mrs. GREEN APPLE

  フォロワー様がまとめてくださったものを参考にさせていただきました。
ありがとうございます!!!

  このnoteでは筆者が特に好きな曲にのみ言及しています。
筆者の動画を引用して載せているので、このnoteと合わせて聴いてもらえると当日の臨場感がより伝わるかも。
もしまた一日店長を務められることがあった時のためにも動画だけで満足されてしまうと切ないので、あくまで筆者視点の動画を載せるのは一部の曲のみに留めさせていただきます。
無論、他の参加者の方が動画を上げられた際は別の角度からの視点を楽しんでください!

  以下、曲名をクリックすると各項目へ飛びます。



☆ラブソング/amazarashi

  まずは当日平田先生が歌われた中で、個人的に一番心が動かされた曲の話をさせてほしい。
筆者のリクエストにお応えいただき、amazarashiの「ラブソング」を1部の2曲目で歌っていただいた。
個人チャンネルで歌われている、季節は次々死んでいく以外の曲で歌える曲をお願いしたところ、古いSF映画など古めの曲が挙がっていた。
動画で聴き込んだ季節を次々死んでいくを生で聴くというのも捨てがたく悩んでいたところ、5本の指に入るぐらいには好きなラブソングが挙がり飛び上がりそうになった。
  イントロのリズムで体を揺らし楽しそうな様子から一転、曲が始まれば唸るような低い声が響き、Aメロから声の圧に痺れた。
amazarashiのAメロは喋るように歌うところが多く、普通に流して歌うと平坦になってしまいがちなのだが、平田先生はしっかり抑揚をつけて止めるとこは止める、伸ばすとこは力強く、のメリハリが素晴らしかった。
オオオオーオオオーオオーオーオーと吠えるところで、全ての音に異なる声色があってどんどん感情が篭っていく凄まじさたるや、とても語り尽くせない。
  この曲はサビに入るまでが少し長いので、次々と繰り出される表情豊かな声に毎秒驚かされ、平田先生の歌の世界を存分に楽しむことができた。
そしてお待ちかねのサビでは、難しい滑舌とリズムを一言一句漏らさず見事に歌い上げる。
筆者は平田先生の狂乱Hey Kids!!のサビの雄叫びを何度も繰り返し聴いたり、音の語尾の余韻に毎回感動しているゆえに、サビの「Ah Ah Ah」の情緒溢れる叫びに酔いしれた。
  この曲で度々繰り返される皮肉めいたフレーズ「愛こそ全て」がサビに2回出てくる。
1回目では最後の「て」で一気に声が優しいトーンに変わり余裕が感じられた。
2回目は先ほどとは打って代わり力強く跳ね上がり、動画を見返していてその違いに気づいた時は震えた。
全く同じフレーズを歌っていて、ここまで印象を変える表現力は感服の一言に尽きる。
  2番のサビが終わった直後からガラッとメロディが変わるのだが、平田先生が音を思い出せず少しだけ流れが止まった。
当時聴き込んでいたのに悔しいと口にしながらも楽しそうに笑って、歌詞から目を離さない姿が前向きで常に進化を目指す平田先生らしかった。
こういった人間味を味わえるのもまた、生で観れるイベントの醍醐味だと感じた。
  尊敬する先生が自分の好きなバンドを聴いていたという事実を本当に嬉しく思う。
筆者が平田先生を知ったことと、平田先生がamazarashiをご存知だったのは本当に偶然だったのだが、歌というのは自分の好きな要素を持つ音楽性に惹かれるものなのかもしれないと勝手に思った。



☆終焉逃避行/柊マグネタイト feet.初音ミク

  こちらも個人チャンネルにあがっている曲。
イベント前の平田先生のスペースでボカロの中でも好きな曲として挙げられていたため、リクエストさせていただいた。
  終始無駄のない滑舌が聞き取りやすく、どこまでも余裕があった。
言葉に込められた迫力と、とてつもない説得力に唸らされる。
所々に一瞬入る高音への切り替わりも自然。
サビでリズムに合わせて体を揺らしながら歌われている姿からもわかる通り、余計な力が一切入らず喉を開放して歌われていることが伝わる。
サビでより一層力強くなる歌い方が、歌詞通り鋭利な刃のように尖っていて、かつなめらかに駆け抜けていく声が聴いていて心地いい。
  ミセスのように高音を響かせる曲は絶えず積み重ねられた努力が感じられるのだが、平田先生が本来持つ低めの地声で歌われる曲からもまた、底知れない実力が窺えると思った。
がなりも多く、平田先生ならではの持ち味をこれでもかと感じることができる一曲だった。



☆なんでもないよ、/マカロニえんぴつ

  フォロワー様リクエストの天才的な選曲が光る一曲。
「僕でよかったかい こんな僕でよかったのかい」と少し笑いながらおどけて歌ってみせる姿に
「あなたがいいからここにいるんですよ!!!!!!」(巨大感情)
と全オタクが心の中で叫んでいたと思う。
声質と歌い方が歌にぴったり合っていて、これは平田先生にしか歌えないなんでもないよ、だと確信した。
  サビで少し泣き出しそうに絞る声に心臓を締め付けられる。
2番の早口で細かい複雑なテンポも、しっかり感情を乗せて歌いこなしていく。
「なんでもないよ」がどれも全部違って聴こえるストーリー性に思わず拍手したくなる。
一曲聴き終えた時、一生をかけた愛を見届けたような満足感がある歌だった。



最後に
  平田先生の後ろで終始笑顔で聴いておられて、参加者の飲み物などに常に気を配ってお声かけくださったopen micの店長様のおかげで、大変楽しく過ごすことができたので、ここに深く感謝を述べます。
また東京に行く機会があれば、他の先生方の1日店長はもちろん、通常営業や生徒イベントにも参加してみたいと思いました。
いつか西日本側にもopen micの店舗ができてほしいと個人的に願っています。
  夢のようであっという間に過ぎていった時間でした。
楽しい空間を本当にありがとうございました。






ここから自分語り

  わたしは元々自分のことが大嫌いで必死に取り繕わないと自信がなくて、いつも仄暗い感情に泣いてきた。
1、2部通し参加したことで2回することになった参加者の自己紹介でも、自分のことを話すのが怖かった。
ほぼ独り言のつもりで使っているネット上では自己表現ができるのに、リアルタイムで誰かの反応がある場ではこんなに緊張するものなのだと思った。
  勇気を振り絞って平田先生にお願いしたミニレッスンでも、たくさんの人が周りにいると思うと勝手に手が情けなく震えた。
歌った後に平田先生に優しくわかりやすくご教授いただいても、恥を捨てきれなくてやりきれず、自分としては悔いが残る形になった。
  それでも、平田先生がそんな自分の陰りそうになる気持ちが吹き飛んでいくぐらい輝いていてくれる。
わたしもいつかこんな風に、歌うことが楽しいと全身で表現できるようになれるだろうかと期待したくなってしまった。
自分の努力次第でどうとでもなると信じて、これからも歌の練習を重ねて、いつか自分のことも好きになれたらいいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?