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絵本より、ママの声で素話を♡

本屋さんには、幼児向けの絵本がたくさん並んでいます。


どの本も子どものために、
子どもが楽しめるように
色使いや、内容など考えられていると思います。

子どもはお気に入りの本は
何度も「読んで!」「読んで!」と
ママにせがみますね☆

でも、ここであえて幼児期のお子さんには
できるだけ

絵本でなく、
ママの声で語る
「素話」

をおすすめしたいと思います。

素話とは、本はなく
ただ、語るだけの「おはなし」です。

昔々の語り部 みたいな感じですかね。


なぜ、絵本でなく、
素話の方が良いのか、その理由を
お伝えしようと思います。


先日、幼児期のファンタジーは
思考力を養う
という話をしましたが、

この絵本と素話の違いも、その
ファンタジーの力に影響を及ぼすからです。

10人の子どもの前で、
絵本を見せずに、
「大きなかぶ」を
語ったとします。

子どもは、一言も聞きもらすまい、と
語り部の声に全神経を集中させ、
静かに聞いています。

10人の子どもの心の中は
ひとりひとり、
自分が描いた
おじいさん、おばあさん、
大きなかぶ、かぶの植わっている畑・・・・
が色鮮やかに動いています。


そこには、お日さまの温かい熱や
風も吹いているかもしれません。


そして、メインの
みんなで、かぶを引っこ抜く掛け声
「うんとこしょ!どっこいしょ!」
「それでも、かぶはぬけません!」の場面では

一緒になって
「うんとこしょ!どっこいしょ!」
「それでも、かぶはぬけません!」
の大合唱に!


10人が10人
お話を聞きながら、自分の心で
ドラマを作り、そこに入り込み
ともに、トラマチックな感情を味わう!

素晴らしい瞬間です!


絵本では、どうしても本の中の絵が
心に先に入ってしまいます。


そして、絵の印象で子どもの印象が
決まってしまうことにもなります。

それはとても勿体ないことだと感じます。


お話を通して、
それぞれのお子さんが
自由に自分の絵を描く楽しみ♡


そこに想像力、ファンタジーの力を養う
チャンスがたくさんあるのですから!


10人の子どもがいたら、
思い思いの10冊の
「大きなかぶ」の本ができる!


とってもとっても素敵なことですね☆


私も娘が幼い頃は、本を丸暗記して
お話していました。

長い話は覚えるのが大変でしたが、
今思えば、正確に覚えることが大切なのでは
なかったことがわかります。


すべて覚えなくても、
「続きは明日ね」
でも良いと思います。


そして、素話の良いもう一つの点は、


ママ自身が、お子さんの表情を
よく見れる、という点です!


お話を聞いてるお子さんの表情の変化は
お子さんが心でストーリーを追い、
「自分の絵本」を作っている工程です。


その表情を見れるのは、とっても幸せな時間ですよ☆

幼児期のお子さんのお話で
もうひとつ、お伝えしたいことがありますが、


それは次回にお話したいと思います。


是非、素話にトライ!してみてください☆
お子さんの表情の変化を楽しみ,幸せを実感してください♡

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