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ファンタジーが算数の力を強くする

幼児期の子どもの想像力の力は偉大です!

3歳くらいになると、周りにあるすべてのものが、
子どものおもちゃになります。

転がっている石も、落ちている木の枝も
何でもかんでも、子どものファンタジーの魔法にかかれば
石はおにぎりになり、枝はフォークやスプーンに
一瞬で変身します。

春の草花で、美味しいごちそうを作った経験が
ある方も多いと思います。

昔からそうやって「おままごと」「ごっこ遊び」は
子どもの遊びの中心でした。

木片は、ある時は電車に、ある時は電話に
今、遊んでいるお友達との世界の中だけで
共有される 「変幻自在のツール」でした。

大人には「ただの石ころ」でも
子どもには、「シャケの入ったおにぎり」なのです。

その時の子どもの頭の中には
くっきり「シャケのおにぎり」が浮かんで、
心では、「海苔の香りや、シャケの味」を
感じています。


その感覚をお友達と共有しているのが
「ごっこ遊び」ですね。

幼児期の子どもたちは、一つの石や1本の枝を
自分たちの想像力を働かせて、
自分たちの遊びに登場させ、あらゆるものに変える
物凄い能力を持っています。

「おままごと」「ごっこ遊び」を通して
お友達とのコミュニケーション力を学び、
想像力を養い、工夫する応用力を学んでいきます。

日々の楽しい「遊び」の中で、人間にとって大事な基礎を
楽しみながら、
ワクワクしながら、
自然に、
苦労なんか感じずに
学び、自分の血肉にし、無意識に蓄積していきます。


その力、「想像力」「ファンタジー力」が
小学生5年生くらいになると、算数の考える力として
発揮されるようになる
と言われています。


今、3歳でもママのスマホを借りて
ゲームに夢中のお子さんを、たくさん見かけます。

逆に、「おままごと」をしている
子どもを見かけることが少なくなったように
思います。

私が子どもたちを育てたシュタイナー教育では、
人間の発達は3段階に成長する、と考えます。
0歳〜7歳  手足(四肢の発達)
 〜14歳  胸部、(体の真ん中)
 〜21歳  頭部 
 
それぞれ、0歳〜7歳の幼児期には
意志の力が発達する

7歳から14歳の学童時期には
感情が発達する

14歳〜21歳の思春期に
思考が発達する

私たちは、みな
「意志」「感情」「思考」の
順で発達していくと言われます。


その中でも今最も必要とされているのは
「意志の力」の強化ではないかと感じています。


どんなものでも、一番重要なのは基礎です。

高さ634ⅿのスカイツリーは地下50ⅿもの深さに
基礎が打ち込まれています。


同じように、人間の成長で最も大事な時期は幼児期です。
この幼児期が地下50ⅿの基礎作りに匹敵します。

7歳までの幼児の間に、手足をたくさん使い、
五感を全身で感じ、想像力をフルに使った
遊びをたくさんさせてあげてほしいと思います。


子どもが大きく、高く、しっかりとした
大人になるために♡


この自粛期間中は、これまで見たこともないくらい
たくさんのパパさんの姿を見ました。


ふだん、会社に行っているお父さんが
昼間一緒に遊んでくれるのは、

子どもにとっては理由が何であれ、嬉しいものですね。
どの子の顔も嬉しく、楽しそう。


今日もパパのひざの上に乗ってブランコに
揺られていて「キャッ、キャッ」
大きな笑い声が聞こえてきました。

自粛が始まったばかりの頃は、公園にいるパパさんの顔も
「なんで、オレがこんな昼から遊ばなきゃなんないんだよ!」

みたいな、ちょっとブスっとしてた感じもあったのですが、
最近はパパたちの顔もちょっと変わってきた感じです。

わが子への愛を確認したり、毎日のママの苦労に感謝したり?

自粛期間のおかげで気づいたことだったかもしれません。

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