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歩くは薬!

歩くは薬!農道を歩いていると、雑草の中には
薬草だったり、食料になったりと
春先の雑草も口にするものが有ります。
その雑草はヨモギです。
ヨモギを摘むと独特な春の匂いが
します。
昔、おばあさんに連れられて、農道を
歩いて、畑に行って遊んでいた時、
私が、手を雑草の葉っぱで手を切った時
少し多めの血が出て、出血した時に、
おばあさんが、畑のあぜ道に生えていた
ヨモギを取って、唾液で葉っぱをもみほぐし
私の手の切れたところに、ヨモギを載せて
しっかりと包む、5分ほどしたら、切り口の
出血が止まり、応急処置をしてくれました。
とっさの時の処置として、子供の頃、雑草も
役に立つのだと思いました。
ヨモギも春先には暖かい日差しをあびて
すくすくと伸びるのが早い。
ヨモギの新芽を摘んで、ヨモギ餅を作ります。
日本中どこかで、と言うより、和菓子店に
春先に出るのが、ヨモギ餅でしょう。
緑色の餅に並んで白い餅も当然ありますが
春の主役は当然ヨモギ餅ですね。
ヨモギがたくさん入っている餅は、独特の
ヨモギの匂いが鼻に付き、春を感じます。
一口入れるだけで、こんなにも春を感じる
物はないかと思います。
最近は、ヨモギ餅も通年に食べられるようになって
色合いをよく見ると、私には春物の色が濃い色に
見えます。
あなたはヨモギ餅頂いたことが有りますか?
きっと、これからの季節に和菓子店に
お目見えします。
初物を頂いてください。
土手のさくらも満開を過ぎ、桜餅がヨモギとともに
和菓子店では並びます。
桜餅を作るには、花ではなく、サクラの葉っぱを
と言っても食用の桜の葉っぱを塩漬けにして
一年ほど寝かせ物を使用し、サクラの葉っぱの匂いが
残るちょっとすっぱめで包皮とあんこがマッチした
独特なにおいが、桜の満開と、サクラ花のお茶を
飲みながら風情を感じる春爛漫です。
農道には、つくしも立ち並び、食用に最近はなかなか
お目見えしませんが、小さい頃はつくしの袴を取って
肌色の透き通った軸に頭が付いた10cm程度の
つくしを油で塩コショウを入れ味をつけ少し炒めて
卵を落とします。卵とじのつくしが出来上がりです。
ちよっと、歯ごたえが有りますが春は何処にと
感じさせないほどの柔らかな卵とじが出来ます。
農道にはいろいろな発見が有り、雑草と言っても
人の役に立つものもある事を忘れないで
欲しいものです。
私にも農道の雑草にはこんなものが、役に立つ物が
沢山あると信じています。
あなたも、都会から離れて農道で新鮮な空気と
雑草に触れてみてはいかがでしょうか?
きっと子供の頃を思い出し、懐かしさが込みあがって
来ると思います。


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