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歩きは旅の始まり!


今朝は定期健診で整形外科へ
私を含めた患者さん待合ロビーに
いっぱいで、白いマスク姿が目につきました。
皆さん、少しづつ席を離れて座ってました。
私は、少し離れた場所で立って呼び出しを
待って居ましたが、なかなか呼び出しが
無いまま、お昼に突入しました。
おかしいなと思い、待合室の本棚に目が
いき、本のタイトルは「全国の駅弁」で
懐かしい感じがして、ついつい読んでしまいました。
本のタイトル通り<駅弁を愛する人が書き込んだ
内容に納得しながら、駅を思い出しました。
最初は駅弁発祥の地として宇都宮駅のおにぎり二個
たくわんを竹の皮で包んだシンプルな
弁当を紹介してました。
次に神戸駅と関西地区と書いて有りました。(諸説)
関東のデパートは駅弁大会という催し物として
53回続けていると言う事は昭和の初め頃から
開催している大イベントですね。
全国の駅弁が勢ぞろいする中、小さい頃の
思い出として、駅のホームで列車が着くと
べんと♪べんと♪と駅弁をたすき掛けして
担いで男性の声が響いてました。
左手にはつり銭の準備、右手には駅弁をすぐ渡せる
ようにして、ホームを往来しながら、
今は無くなりましたが、昔の窓は上下に開き
乗客の人が手を振って、注文して買っていたものでした。
私の記憶には、駅弁にお茶を付けて注文
お茶は四角のプラスチックの容器にTパックの
お茶が入っていて、お湯を注ぎ、待つこと3分ほどで
お茶が飲めました。コップはお茶の蓋となって
ぐい飲みくらいの小さなコップが付属で付いて
そのコップで飲んでいたのを覚えています。
いまも、静岡駅でお茶を注文すると当時と
同じ物を買う事が出来ます。
本の中に、50年以上駅弁をホームで販売している
男性(菖蒲さん)の方が現役でいます。
駅での駅弁販売者は全国に3名ほどだそうです。
菖蒲さんは、JR九州の肥薩線、人吉駅(ひとよし)
で立ち売り3日間出勤して販売しているそうです。
ここの弁当は「栗めし」「鮎ずし」の二種類は
と別に私は美味しく頂きました。
栗めしのくりは球磨地方の独特な盆地の中に
朝夕の霧が立ち込め、木々に栄養素を与える
盆地の特徴を生かし、実りのくりは市場に出る
栗とは違い大きくて身が締まった利平と言う
品種を使っている事で、甘味が有り、栗ご飯に
ぴったりの一押しの駅弁だと確信します。
また、鮎すしは、三大急流のム一つ球磨川は
清流に恵まれ、鮎の生育にマッチしたコケが
豊富に岩肌にびっしりと付き、そのコケを
食べる事で、あゆの独特な胡瓜の香りが
としても鼻につきます。
あゆは、産卵前には大きく育ち脂ものって
美味しく頂けます。
そんな、鮎を使ってすし飯にする事で、
鮎のうまさを逃がしません。
全国の駅弁大会は既に昭和から平成の時代に
立ち売りは減少しましたが、その土地柄に
美味しさを求めて列車の旅をする人が、
今では、菖蒲さんを訪ねて海外からも
お客さんが増えたそうです。
のんびりした、旅も駅弁を買って車窓を
眺めて思い出作りも良いものだと思います。
あなたはどこの駅弁が食べたいですか?
きっといい旅が出来ますよ。


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