E.T.歌巫女☆通信 27. 他の惑星へ旅立った父

前回は母の帰天サポート体験でしたが、今回は、ちょっと普通ではなかった、父の旅立ちサポート体験をシェアしようと思います。

「E.T.歌巫女☆通信~8.」に書いたように、生前の父は、スピリチュアルな世界と距離を置いていました。その主な原因は、「E.T.歌巫女☆通信~10.」に書いた、「光と闇の闘いが激化したアトランティス時代の過去生」にあったのだろうと思います。

霊障レベルの精神障害となった母の介護を、カルマ解消の当事者である、父に委ねてから10年後のことでした。

その日、私は、東京近郊のある会場で、「光の宇宙樹の歌」のコンサート付きセミナーをやっていました。

すると、「光の宇宙樹の歌」の独唱中、父のアトランティス時代の過去生人格が現れ、「浄化を手伝ってほしい」と訴えたのです。

「もちろん手伝いますよ」と私は応えました。そして彼が受け取りやすいように、「光の慈雨」を頭上から降らせつつ、「あまねく慈しむ光の高周波倍音唱法」で歌い続けていると、彼は号泣し始め、その彼自身の涙によって、彼の黒衣が白く浄化されていくのが観えました。

それだけでも感動的だったのですが、後日届いた父からの手紙には、こんなことが書かれていました。

「お前が送ってくれた、東儀秀樹さんのCD『葉っぱのフレディ』を聴いていたら、突然、涙が出てきて号泣してしまった。そして泣いているうちに、俺はやっと悟ることができた。今まではイヤイヤ介護をしてきたが、俺が生まれてきた本当の理由は、精神を病んだ妻を、最期まで自分で介護することだったんだな…」

「E.T.歌巫女☆通信~10.」に書いた、私の高次元ガイドさんのアドバイスどおり、こうして父と母の根深いカルマは、めでたく解消され始めることになったのでした。

そして母の帰天から数年後、父は亡くなりました。

母が亡くなった時と同様、死期が近づき昏睡状態(体外離脱中)の父に、私はまた心の中で語りかけました。

「もしお父さんが望むのなら、お母さんの時のように、スムーズに天国へ帰れるよう、私ができるかぎりお手伝いします」

ところが父は、「俺はいい」と答えたのです。

母とのカルマは一応解消できた父だけれど、その原因となったアトランティス時代ほどではないにせよ、今生でも自己中心的かつ粗暴な言動で、私たち家族や周囲の人たちに、少なからず不快な思いをさせてきた人なのに…。そういう性格のままだと、霊界の低い階層に囚われてしまい、魂の進化が足踏み状態になってしまう可能性だってあるのに…。本当に帰天サポートしなくてもいいのだろうか?

そう自問した時でした。私の高次元ガイドさんが、直観・直感を通して、こう教えてくれました。

「あなたの今生の父親は、数万人の人々と共に、非物質次元の巨大な宇宙船で、他の惑星の霊界へ移送されることになっています。彼ら・彼女たちは、昭和30年代の日本によく似た文明レベルの星で、もう少しゆっくり魂の進化を続けることを、自分自身で選択したのです。だから心配はいりません」

ああ、そういうことだったのか!と思い出しました。

父が亡くなる20年ほど前、私は日本有数の高級住宅街で、「光の宇宙樹の歌」のコンサート付きセミナーをやったのですが、参加していた霊能のある方から、こう話しかけられたことがあったのです。

「土地も家もお金もあるのに、家族愛には恵まれず、孤独死したご老人の霊さんたちが、まるで芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のように、あなたに大勢すがりついていましたよ。その時あなたは苦しそうに歌っていましたけれど、ある瞬間を境に霊さんたちは視えなくなって、あなたも楽な表情に変わりましたよね。いったい何があったのですか?」

実はその時も、非物質次元の宇宙船が、会場上空で待機しているのを直観しました。そして私にすがってきたご老人の方々は、その宇宙船で、他の惑星の霊界へ集団移送されることになったと、直感的に理解したのでした。おそらくそこは、地球よりも家族愛を体験しやすい惑星なのでしょう。

そういうわけで、今生の私の父もまた、数万人のお仲間といっしょに、他の惑星へ旅立って行ったのでした。

愛燦々ア~イオ~ン~~💞🌏💞

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