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旧友の設定と絵



【キャラシ】




【絵】

萬「おや?少し見ない間に子供が出来たのか?」
案内「違う」
萬「ふむ。よく似ておるな。父親に似て良かったのう」
案内「だから違うと言っているだろ。話を聞け」
萬は逃げ足が早いので案内が「おい」と言った瞬間にはもう姿を消してます。
仕方ないのでそのまま仕事を続行するものの、
すれ違う霊全員に二度見されたり触られたりしたので集中できなかった(翌日元に戻った)

案内は背後から上機嫌な萬を近づいてくることを事前に察知しつつも、
悪意を感じないから大丈夫かと放置した。だから反応が薄いし怒ってもいない。

萬がどうやって猫耳を付与させたのかは不明。
たぶん異界から取り寄せた変身アイテムを面白半分で使ってる。





【動画】




【設定語り】

Twitterの創作語りから引用。長めです。

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萬は掴めない性格してるけど基本おちゃらけてるのでかなり感情豊か。

萬は顔全体が髪と布で隠れてて表情が一切わからないけど、仕草や喋り方でひょうきんに見えるので意外と愉快な男だったりします


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見た目は奇抜だけど力は一般人と変わらない萬
だけど故郷では逃げ足の早さと交渉術ではどうにもならないくらい過酷な環境だったので多少…いや、もしかしたら案内と安栖の中間くらいの強さを秘めている可能性。

萬曰く「この世界は平和じゃからのう。安心して気を抜けるわい」とのことなので、意図的に力を抑えてる説が濃厚。

普段陽気でおちゃらけてる萬だけど正体は妖怪だからね。「逃げ足と交渉術以外は何も持っていない」と日頃から言いつつも、人間に何かしらの影響をもたらす力を持っている可能性はある。

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萬の故郷は「異界」ということしかわかっていない
どういう場所なのかについて古い付き合いの案内にすら話したがらないので実情は本人しか知らない

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本来の姿がキツネな萬。
かなり大きめのサイズだから足元にいる案内に気づかなくてきょろきょろしてるところが想像できる。案内は教えずにじっと見守っている


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前に神様や人外専門のお医者さんがいたら〜の話で今日思いついたネタ。
萬と幼い頃の安栖は病院嫌いで具合を悪くしても行こうとしない。そんな2人を案内が連れていく。病院に着く頃には駄々をこねながらジタバタ暴れる萬を羽交い締めしている案内と、案内の背中にぎゅっとしがみついたまま、瞬き一つせず微動だにしない安栖の姿が。

萬「離せ!わしの身体はどこも悪くない!」
案内「暴れるな。ジジイのくせにみっともないぞ」
萬「おめぇの方がジジイだろうがふざけんな!」
案内「素の口調が出てるぞ」
安栖「ガクガクブルブル(高速バイブレーション)」

この後安栖は案内と一緒に診察室へ。萬は看護師さんに託して一人別室へ(案内曰く「友達が喚き散らすところを見たくない」)



隣の部屋では萬が暴れており抵抗の意を示すために本来の姿に変貌していた(獣化)。後で騒ぎを聞きつけた案内が変身解除の御札を貼り付け、すっかり大人しくなった状態で診察が進められる。

診察を終えて帰る頃には、ぐったりと動かなくなった萬を右腕で担ぎ、安心してすやすや眠っている安栖を左腕で抱きながら病院を後にする案内。「連れてきてくれてありがとう」と看護師さんから感謝の意を込めてお菓子を大量に貰った(両手が塞がっているので代わりにマフラーくんが持ってくれた)

今の安栖は病院嫌いを克服しているけど、萬は相変わらず病院嫌いなまま。大人げない抵抗を繰り返す萬に、案内の苦労が少しだけわかったと心底呆れた表情をしながら思う安栖。


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萬が一貫して顔を布で隠している理由
目→案内曰く「綺麗な瞳をしているが目が合うと強い不安に襲われる」
口→歯が鋭く長いためチラッと見えるだけでも怖い

外見が原因で客に逃げられたら商売が成り立たないから隠してる。基本何でもお願いを聞いてくれる萬でも「布を外して」というお願いだけは聞けない


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素っ気ない年上(案内)とお調子者な年下(萬)
友達になってから現在で約600年


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二人の最大の共通点は故郷が日本の外にあること。萬に関しては日本どころか地球ですらない異界だし


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萬は案内に構ってもらえると嬉しくてテンションが上がるタイプ。最初はそんな年下の友達を微笑ましく眺めている案内だけど、だんだん萬のハイテンションがうっとおしくなってきて「もう帰れ」と強制的に解散するのがいつもの流れ


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案内は萬に対して塩対応で超冷たいけど、いざ萬が姿を消したり二度と会えなくなったらすごく悲しむんだろうな。塩対応で冷たいのは案内の素でもあるので、数少ない素で接することができる友達を失うのは耐えられない。

萬には処世術があるから案内の助けが無くても生きていける。でも今の穏やかで平和な暮らしを維持できているのは案内のおかげだし、危機に陥ったときに真っ先に助けに来てくれるのも案内なのでよっぽどのことが無い限り、自分からいなくなることは無いと思う。

それに最初から塩対応だったわけじゃないし、心優しいが故に苦労と無茶を背負い込みやすいということも理解している。滅多に他者に本音を見せようとしない案内が自分には見せてくれることが嬉しい萬。


冷たくて塩対応だからといって別に案内は萬のことを嫌ってはいないんだよな。嫌ってたら結界を張って物理的に近づけさせないようにするはずだし。

萬はそんな案内の態度に疑問はあまり抱いてなくて「きっとあれじゃ、ツンデレというやつじゃろ。100回に1回はデレるんじゃよ案内は。それを見たくてしょっちゅう会いに行ってるんじゃ」と機嫌良く話す。

後でそれを近くで聞いていた案内に関節技で締め上げられる萬。「ほらこういうところとか!照れ隠しなのは分かっているからもっと素直にいたたたた!!!」


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出会ったばかりの頃、萬は何を言っても「ああ!!?んだようるせぇな!」と反抗心丸出しのヤンキーだったし、それに対し案内は怯むことなく甲斐甲斐しくお世話していた。

そこから現在の案内にものすごく懐いて頻繁に自分から会いに行く萬と超冷たい&塩対応の案内という構図になった。この中間で何があったんだろうな……特に案内


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萬は子ども霊に好かれやすい。萬は前髪と顔布で表情が全く分からないものの、明るい性格をしているので子どもたちと気が合いやすい。たまにふざけすぎて案内にゲンコツ落とされてる。

萬は変わった道具や物を持ち歩いているから、それを使って子どもたちと遊んでそう。他にも鬼ごっこやかくれんぼをすることもあるけど、萬が逃げたり隠れる側だと最後まで捕まらない&見つけられないので、毎回鬼側にされてる。

萬は逃げ足が速いのと、異空間を切り開いて別の場所へ瞬間移動する能力があるから、鬼ごっこやかくれんぼをやらせるとただのチートになってしまう。

案内はその様子をお茶飲みながら穏やかに見守っていそう。

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萬にちょっかいをかけられても基本無視な案内。でも面倒だなと感じたときだけ「少しオレの話を聞いてくれるか?」と前置きして話し始める。真面目な話が始まったかと思いきや、いつのまにか律の惚気話にすり変わっていて面食らう萬だし、糖度高めの話に耐えきれなくなって自ら退散する。

これ以外だと、萬の若かりし頃の黒歴史を怪談風に話すこともある案内。最初誰かの体験談なのかなと思ってるけど、話が進むごとに心当たりがいくつか出てきて案内がオチを言うと同時に、恐怖やら羞恥心がぐちゃぐちゃになった状態で叫ぶ萬。

「ようやく忘れることができたのに思い出させるんじゃない!」「なんでおぬしはそこまで詳細に覚えておるんじゃ!何百年も前の話じゃろうが!」と案内をポカポカ叩きながら抗議する。そんな萬を悪い笑みを浮かべながら悠々と眺めている案内。

本当に萬の相手をするのが面倒だと思ってます?ってくらいには、しっかり構ってくれるしむしろ楽しんでる案内。


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なんやかんやあって案内にチョップされた萬。

「痛いのう……おぬしは手加減というものを知らんのか」
「それでも手加減しているが」
「な!?嘘じゃろ!?  それでこの痛さなら手加減無しはどんな感じなんじゃ…」
「この世とお別れする」
「いつも手加減してくれてありがとうございます」

背筋が凍ると敬語になる癖がある萬。案内とやり取りする上で10回に1回は敬語になる。


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「案内〜遊びに来たぞ〜!」「帰れ」といつものやり取り。仕事中に来る萬に面倒くさそうにしつつも、お茶を出したりその余裕が無いときは手作りのお菓子などを手土産として渡す案内。手土産は絶対じゃないけど何だかんだ構ってくれる案内に嬉しくなる萬


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案内に会いに来た萬。遠目から後ろ姿を見つけて「おーい!案内〜!」と両手を振りながら駆け出すが、途中で石につまづいて勢いよく前のめりにコケてしまう。思ったより痛くてなかなか起き上がれずにいると
「……ったく、足元に気をつけろ」
ゆっくり足音が近づいてきて、身体が温かなオレンジ色の光に包まれる。痛みが嘘のように取れて顔を上げると、片手にランタンを持った呆れ顔の案内と目が合う。
「すまんかった。でもありがとう」
お礼を言うと案内はほんの少しだけ口角を上げた。

案内が基本塩対応で冷たくても萬とずっと友達でいられるのは、こういう優しさが垣間見えるからだと思う。旧友関係は案内の優しさから始まったようなものだし、600年も関係が続いているから相当な仲良しだよ。案内の態度が原因で分かりにくいけど。

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萬は懐にいろんなアイテムを仕込んでいて状況に合わせて使う。お気に入りはクラッカー型の花火。ものすごく音がうるさいので撹乱に使える。ただし場所を考えないと盛大な近所迷惑になるので奥の手として忍ばせてる。

その場に居合わせたときの案内は「やかましいな」と眉を少しひそめるだけ。案内以外の全員は耳を必死に抑えるか、あまりの爆音に気絶してる。使った本人である萬もたまに気絶するけど、案内に容赦なく叩き起される。

案内の腕力だったら気絶した萬を抱えてその場を去ることもできる。だけどそれが面倒だから叩き起して自分の足で歩いてもらうことにしている。

萬が道具を使って戦うときは余裕があるときだけ。余裕が無いときは持ち前の逃げ足で颯爽と逃げるか、能力を使って異空間に飛び込むか、案内がいるときは案内を盾にした上で逃げる。

盾にされた案内は舌打ちしつつ爆速で敵を一掃する。相手が全員倒れたのを確認してから逃げた萬を追いかけて捕まえる。肩をガシッと掴んで「オレを盾にして逃げたことに対して何か弁明は?」と満面の笑みで尋問される萬。かわいそうだけど自業自得なので、お得意の交渉術で乗り切ってください。

たぶん案内にはお得意の交渉術も一切通用しないので、素直に謝るしか選択肢が無い萬。言い訳しても「ほぉ?それで?」としか返されないから地獄でしかない。

もう二度と案内を盾にするのやめよう……と思っても、忘れた頃にまた同じことを繰り返す萬。そしてまた尋問され……の無限ループ。

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旧友組の案内はアメとムチの割合が圧倒的にムチに寄ってる。アメは稀に出るけど「今の気のせいか?」ってくらい一瞬しか出してくれない。萬はそのことを「究極のツンデレ」と言い、その横で超冷めた目をしている案内。

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萬が「たまにはわしに優しく接してくれんか」とダメ元で案内に頼んだらお望み通りの対応をしてくれることに。最初は嬉しかったけど、だんだん優しすぎる案内が気味悪くなってきて背筋がゾワゾワしてくる萬。

「普段の冷たい塩対応の方がまだマシ……いや、それだとドMみたいにならんかわし……」と冷や汗流しながら悶々とする萬と、そんな萬の心境をとっくに察知しながらでろでろに甘やかす意地悪な案内。

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姿を模倣するタイプの怪異に姿を取られた萬。案内の目の前には「おぬしは誰じゃ!わしが萬じゃ!」と騒ぐ萬×2。「案内なら本物が分かるじゃろ?」と聞けば、案内は舌打ちしたあと片方の萬の腕を力強く握りしめ、バキボキと容赦無く折り、撃退用の御札をぺたりと貼り付け消滅させた。本物の萬はドン引き。

バキボキはマイルドな表現。実際は文字に表しづらい聞くに堪えない音が鳴り響いています。本物の萬はドン引きしつつも、もし間違われていたら自分の腕が……と想像して青ざめてる。



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萬「なんでおぬしは酒で、わしは炭酸なんじゃ?」

案内「お前は酒に弱いだろう。酔ったらベタベタ絡んでくるから鬱陶しい」

萬「そう睨むな。せっかくのキュートなお顔が台無しじゃぞ?」

案内「…………」

萬「スミマセンデシタ……だからその満面の笑みをやめてくれんか、怖い……」

案内「分かればいい」

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萬「案内〜暇じゃ〜」

案内「オレは忙しいんだが」

萬「話相手になってくれんかの?」

案内「聞いてたか?オレは忙しいんだ。あと仕事中だから邪魔するな」

萬「仕事が終わったら構ってくれるということか?」

案内「何故その解釈になる。帰れ」

萬「ひどい!もうちょっと友達に優しくしてくれてもいいじゃろうが」

案内「安栖を呼ぼうか?あいつなら話を聞いてくれるだろう」

萬「帰ります」


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案内「お前はよくオレのところに来るがそんなに暇なのか?」

萬「暇。すーーーーっごく暇」

案内「仕事は?」

萬「客があまり来ないんじゃ。昼過ぎは特にな」

案内「サボりか」

萬「サボっとらん。休憩してるんじゃ」

案内「だからってオレのところに毎回来るな」

萬「冷たいのう」


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萬「わしと律くんのどっちがかわi」

案内「律」

萬「食い気味に即答するな。わしは可愛くないか?」

案内「どこが」

萬「即答をやめんか。傷つくぞ」

案内「お前の表現する可愛いさは薄気味悪い。直視したくない」

萬「ひどっ」

案内「そうやって泣き真似するところとか。いい歳した男が両手で目を擦るな」

萬「泣」

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案内「……何してるんだ。オレの後ろに隠れて」

萬「あの鬼族の娘が怖いんじゃよ……匿ってくれ」

案内「何か悪いことでもしたのか」

萬「しておらんよ」

案内「それなら堂々としていろ。あの子は鬼の中でも物分かりが良い方だ。何もやましいことが無いなら何もしてこない」

萬「……そうなのか。わかった」

※萬は異界から逃げてきた。異界はあの世と繋がっている。
鬼族はあの世における警察みたいな存在。もし自分がこの世に逃げ込んだことがバレていて、故郷へ連れ帰されたらと思うと……。その恐怖から鬼族が大の苦手な萬。


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萬「案内〜」

案内「却下」

萬「まだ名前を呼んだだけじゃろうが」

案内「お前の声音で何を言いたいのか分かる。何百年友達をやってると思ってるんだ」

萬「……!わしのことを友達だと思っていてくれたのか。嬉しいのう」

案内「何を今更。それはそうとお前が壊した物を修理しないからな。便利屋じゃないんだオレは」

萬「……本当に分かってたのか。懐に隠しておったのに」

案内「気配で分かる。とりあえず見せてみろ」

萬「修理しないと言ったのに?」

案内「いいから。…………相当雑に扱われていたようだな、可哀想に。うん、そうか。だったらオレのところにおいで」

萬「何一人で喋っとるんじゃ」

案内「これはオレが預かっていいか?」

萬「無視か。別に構わんぞ。元よりそのつもりだったからのう」

案内「それとお前はこの後時間あるか?」

萬「あるぞ」

案内「それなら物の扱い方をみっちり教えてやろう。物を扱う店主とは思えないくらいあまりにもぞんざいすぎるからな。これ以上は見過ごせない」

萬「あ、急用を思い出したから帰るっていたたたたたた!!!耳を引っ張るな抜ける!!おぬしこそ友達の扱いをどうにかせんか!」

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