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宵の三日月と月白の話

 宵の三日月のかし。

(月白)
貴方の瞳に映る月の
そんな色でありたかった
そんな色になりたかった 
(月白)
月を隠して 空を落として
見上げることのないこの世界で
(翡翠)
孤独や不安も 好きや嫌いも
暗闇の中では同じだった 
(月白)
何もかもいらないって全てを捨てたあの日
たった一つ捨てられなかったものがある
この名前を呼んで
この名前を聞いて
たった一つ捨てたくなかった 出会いがある
(月白 翡翠)
宵の三日月 赤い赤い夕日が溶けて
浮かび上がる 真の姿 懐かしい声
貴方の瞳に 映る月の
そんな色でありたかった
そんな色になりたかった
(翡翠)
何もかもいらないって 全てを捨てた貴方を
ずっと側で見守りたかった理由がある
(月白)
この名前を呼んで
(翡翠)
名前を呼んで
(月白)
この名前を聞いて
(翡翠)
名前を聞いて
(月白 翡翠)
今宵の月はとても綺麗だ
宵の三日月 赤い赤い夕日が溶けて
浮かび上がる 真の姿 懐かしい声
貴方の瞳に 映る月の
そんな色でありたかった
そんな色になりたかった

・・・めちゃくちゃしんどい

月白の境遇がとても好き・・
自身の不遇を嘆き、復讐に生きることを誓った彼が、
全てを捨ててまでそれを成し遂げようとした彼が、
それでも、唯一、捨てられなかったもの・・

月白は晴明と過ごしたあの時を何度も振り返るんだろうなあ・・

名前のなかった彼の瞳を「月が昇るような空の色」と言い、
名をつけてくれた晴明・・

その名前が、月白を月白にした訳で。
そしてその名前が、月白と彼との繋がりで。

それをずっと大事にしている月白、エモエモのエモだよ・・

月白は名付られたその色になりたかったのに、
暗闇に隠れ、紛れ、
彼が自分を見つけることはもうない。
月白はもうその色にはなれなかったのかな・・
(それでも最期には晴明のところに向かうのしんどくない?)

ただ宵に浮かぶ月はその真の色を彼の瞳へ映していて。
月白も、その色になりたかったのかな・・

名前を呼んで、って何度も言ってるのも、彼への想いが溢れてる。
彼が名前を呼んで、そしてその名前を聞いて、、もう捨てられる訳がないよね。。

そしてその経験が翡翠にもかかっているのも・・
翡翠がめちゃくちゃ月白に寄り添っているの。

月白・・翡翠・・ザフラ・・・ああ  もう  しんどい(music start)

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