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【マスターデュエル】エクシーズカップを後攻ワンキル型イビルツインスプライトクシャトリラで1351位になれた話

こんにちは天宮ユウキです。エクシーズカップはどうでしたか?色んな感想の方はいらっしゃると思いますが、僕自身はやりたいデッキで楽しむことができました。この記事を今頃出すのは違うでしょ。

後攻ワンキル型イビルツインスプライトクシャトリラとは?

このデッキ名を聞いてどんなデッキか多分想像つかないと思います。やることは、イビルツインスプライトによる後攻ワンキルクシャトリラによるビートダウンと擬態展開の三つになります。

メリットとデメリット、シナジーの有無

先にメリットデメリットの話になりますが、それよりも気になるのがシナジーだと思います。正直言ってシナジーはありません。あるのは互いのメリット関係です。そもそもイビルツインスプライトとクシャトリラだけで十分デッキは成り立つのに、それを無理やり突っ込んだことによる手札事故へのデメリットは増加します。ただし、それと同時に強みも出てきます。イビルツインスプライトの後攻ワンキル力がクシャトリラを支え、イビルツインスプライトには足りない妨害力をクシャトリラが支える。そういう関係でデッキが成り立っています。一つのデッキで後攻ワンキルと妨害をこなすことができるのです。

構築について

改めてみるとシナジーが行方不明だと思う。

構築は後攻ワンキル型イビルツインスプライトにクシャトリラを無理やり足したものになります。なので、デッキ枚数がどうしても多くなりました。ただしエクストラは駄々余りしたので、クシャトリラを足したことで枠を埋めることができました。それと後攻デッキではあるのですが、捲り札よりも手札誘発を優先的に入れています。これは現代遊戯王で捲るなら手札誘発で止めた方がいいという考えからです。

イビルツインスプライトの役割について

このデッキのメイン部分を担っています。このデッキは詰まるところ後攻ワンキルデッキです。後手捲りが基本の戦術となります。
その時に重要になってくるのがライブツインキスキルとリィラです。手札誘発はさておき、本デッキに於いて最重要カードになります。何故なら、もしもノーガードでターンを返された時にライブツインを通せばほぼ勝ち確だからです。本デッキは御巫・ヌメロンとは違い、なるべくノーガードエンドに持ち込みたいのです。
流れの例としては
ライブツインキスキル召喚→リィラ特殊召喚→2体でギガンティック・スプライトをエクシーズ召喚→効果でスプライト・ブルーを特殊召喚→ブルーの効果でスプライト・ジェットをサーチ→ジェットを特殊召喚してスプライト・ガンマ・バーストをサーチ→バトルフェイズに入ってガンマバースト発動→攻撃。
これが1番分かりやすくて簡単な例になります。半分くらいはこの状況に持っていけるかどうかで勝利が決まってきます。またワンキルに持って行けなくてもアーゼウスになって2ターン待てば捲れる可能性が出てきます。更にアーゼウスで相手盤面を崩壊させて勝てたパターンもあります。
ライブツインの貫通力は高く、PSYフレーム・γのような着地狩りでもされなければ、自テーマやスプライトで2枚初動として動けるので動きとしては強い方です。
更にNo.2蚊学忍者シャドーモスキートでのバーンを使ったワンキルも可能なので柔軟に戦うことができます。
スプライトは展開を伸ばす為の使い方が大体です。ライブツイン同様2枚も3枚も来て欲しくは無いですが、場合によっては初動になったりケアになったりします。

クシャトリラの役割について

クシャトリラはよくあるクシャトリラ・ユニコーンとクシャトリラ・フェンリルだけ出張という構築ではなく、フル採用とは行かないものの最低限クシャトリラ・アライズハートまで出せるような出張採用をしています。
ユニコーンは本デッキのもう一つの要と言えるカードです。初手で出して相手の手札誘発を誘います。通らなければイビルツインスプライト展開に持っていき、持って行けばできればクシャトリラ・バースではなく、クシャトリラ・パーピアスを持ってきます。理由はこちらを純クシャトリラと見誤らせる為です。特にエクシーズカップではスネークアイがほぼおらず、強いて言えばホルスくらいなので大体騙せたと思います。アライズハートまで展開しようとして止まればイビルツインスプライト展開すれば良いし、アライズハートが有効だと思えばアライズハートで止めたりします。ちなみにニビルが無ければ、追加でスプライトの妨害を構えることができるので普通の純クシャトリラよりは強い盤面になります。

誘発受けと擬態で大活躍してくれました。

フェンリルも誘発受け要員として使います。また除去も可能な為、相手の壁を一つ減らすことができます。
アライズハートは墓地メタカードとして非常に優秀でホルスやピュアリィをメタるのに大変役立ちました。
また、ユニコーンやフェンリルを出すだけで相手がサレンダーすることが多々あったので思わぬ誤算でした。

EXデッキについて

一部のカードは説明しましたが、他の採用カードについて。
今回はエクストラが駄々余りしたので神騎セイントレア、ダウナード・マジシャン、天霆號アーゼウス、シャドーモスキートを普段の構築から1枚ずつ追加で入れました。まだ余るのでクシャトリラ・シャングリラとアライズハートを入れるだけじゃなくて厄災の星ティ・フォン、No.76諧調光師グラディエール、エクスピュアリィ・ノアールも入れていました。その中でもグラディエールはアーゼウス要員に、エクスピュアリィはバウンス要員として採用しました。ティフォンは……エクストラデッキの守り神でした(小声)。

バウンスが強くてシャングリラを一回も出さなかった。

捲り札について

クシャトリラ入れてる関係で汎用捲り札はあまり入れていません。サンダー・ボルトやハーピィの羽箒、ライトニング・ストームのような定番の全体除去はもちろんありますが、壊獣や反逆の罪宝ースネークアイのような単体除去も取り揃えていました。三戦の才は入れてませんが、三戦の号は入れてました。
全体除去のカードは説明不要としてまず壊獣ですが、多次元壊獣ラディアンはリリース要員だけではなく、モスキートワンキルに持っていくのに必要なカードとして重宝しました。ちなみにこちらの条件さえ気にしなかったら怪粉壊獣ガダーラでも良いです。(こちらの条件というのはガンマバーストで火力の上がったジェットに倒されない攻撃力のことです。)
反逆の罪宝は相手のモンスター一体をほぼ無力化するのに丁度よく、また壊獣と違って場を空けるのでノーガードにすることができる優秀なカードです。それならサンボルやライストで良いのでは?と思われますが、破壊や墓地送りしないのでそれらで起動する効果を抑えつけることができます。また、これを入れることでそのまま抹殺の指名者でガードできます。なので攻めと守りの理由で採用しました。
三戦の号はモンスター効果を使われると使えるようになるサーチカードで、モンスター効果を使わせて捲り札や初動札であるシークレット・パスフレーズをサーチするのが主な役目です。三戦の号で相手のうららを切らせてから展開するというパターンもあるので非常に優秀です。
捲り札というと少し違いますが、抹殺の指名者やレッド・リブートも採用しています。
抹殺の指名者は当然汎用手札誘発を防ぐのに使い、リブートは罠カード全般を防ぐのに使います。特にリブートは罠デッキというより罠カードを使うデッキ全般で使えて、例えば相手が無限泡影や伏せた罠カードしか妨害がない時に使えばリーサルは確定ですし、神の宣告のようなカウンター罠に対しても使えるので強いです。ただし、ライフを半分減らすのでモスキートワンキルの時は注意しないといけません。

手札誘発について

本デッキで重要になるのが手札誘発です。その数14枚。多い部類です。現代遊戯王において、手札誘発を持ってるか持ってないかでは勝率に大きく影響します。なので増殖するG以外もきちんと手札誘発を握って戦います。
増Gや灰流うらら、泡影は3枚入れます。効かない状況が少ない、使いやすさ等の理由で魂の三積みです。積まない理由があまりありません。
屋敷わらし、朔夜しぐれ、エフェクト・ヴェーラーは1枚だけですが入れます。しぐれやヴェーラーは泡影の代わりみたいなものですが、ここぞという時に使えるので便利でした。屋敷わらしは墓地に干渉するカード全般を防ぐのと、ディメンション・アトラクターが唯一苦手な墓穴の指名者から守るのに使います。アトラクター投げたのに墓穴で防がれて負けを無くしてくれるのでわらしはピン刺しでも使えるカードでした。

アトラクターを守ってくれるだけでもかなり優秀。


アトラクターは2ターンの間、互いに墓地肥やしできなくなる最強カードです。墓地に干渉するデッキは存外多かったので意外と効いていました。ワンキルデッキなので2ターンあればいけますし、盤面を返せなくなるくらい捲れば何の問題ありません。また、イビルツインスプライトとクシャトリラの相性の良さもアトラクター下でも動ける点にあります。

成績について

(多分)気になるであろう成績ですが画像の通りになります。

中身はだいぶ破天荒なのに結果だけは平均的で怖い。

仕事が忙しかったので、集中的にできたのは27日だけでした。後手だけで戦ったとはいえ、半分くらいは勝てているのでそこそこ良かったのでは無いかと思います。今回の場合だと色々な原因で過疎っていたので順位もそれに伴って上がったと考えられます。
中身の勝敗ですが、連敗がそこそこあっても連勝もそこそこあってトータルで平均的になった感じでした。マジで波があって勧められるデッキではないと改めて感じる。環境上位から環境外まで運が良ければ全て勝ちましたし、逆に運が悪ければ全て負けました。そのくらい極端なイメージがあります。(なんなら7連敗したちょっと後に8連勝してしまった。)
ちなみに後攻ワンキルデッキ故に試合時間が短く、1時間の間に12試合できる可能性があるくらいめちゃくちゃテンポが早いです。


以上になります。エクシーズカップ終わってから時間が経ち過ぎていますが、ちゃんと書き終えたいという気持ちがあったので書いてみました。
もし、その時の相手テーマの対戦評が気になる方がいましたらコメント等で教えてもらえると書くかもしれません。
ありがとうございました。

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