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雲部!vol,9~頭巾雲、撮りました

こんばんは。
雲部、初めて「頭巾雲」の写真を撮りました。
先日、7月26日は、クラウドウオッチャーにとっては結構忙しい1日でした。雲が色々な表情を見せていたので。

夕方、南のほうで大きな積雲が見えました。雄大積雲かな?と思いながら雲を眺めはじめました。

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今になって上の写真を見てみると、既に積雲の頭に頭巾らしきものも見える気がします。ただ、これが後に出てくる頭巾雲につながるものだったかは不明です。

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こちらはズームしたので、もう少しはっきり写ってます、これも頭巾だったのかなあ。実はこの後、家に入ってしまい、経過がわからないのですが、10分後くらいにはすでに形が変わっていました。

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約10分後の写真です。わあ、ずいぶん大きくなったなあ、と見ていたところ、だんだん雲の右上がつるんとしてきました。次の写真をみてください。

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この「つるん」が面白くてしばらく眺めていました。ちょっとズームしたのが次の写真です。

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大きな積雲の右に、小さな積雲が頭を出してきています。でも撮っているときはまだ大きいほうばかり見ていました。

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そしてさらに積雲の左方向に目が行きました。積雲から影のような線が伸びていたのが気になりました。これは雲の影だったのでしょうか?

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また視線(レンズ?)を積雲正面に向けました。
ここで右のほうの頭巾雲に気が付きました!

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積雲のてっぺんに、ふんわりかかる頭巾雲。
見た目は「ふんわりかかる」なのですが、頭巾雲というのは積雲が急に発達して、その上にある湿った空気を押し上げるために作られるのだそうです。突き上げられてできた雲なんですね。

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頭巾雲は雲の分類でいうと「副変種」にあたるのですが、正直いって数年前の私だったらそうした「変わった」雲である、ということにも気づかなかったと思います。
ここ数年、雲の図鑑や本を見ている中で、雲の表面の「毛羽立ち」や「つるっとした雲」などの表現や写真を見ていたからこそ、「あ!もしかして!」と気づけた雲でした。

この日は、その後の空もずいぶん変化していきました。

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だんだん日没が近づいてくる頃には雷鳴も聞こえ始めました。
雷も撮れるだろうか、と何度もチャレンジして、かろうじて1枚だけ写ったのがこの写真です。

こうした日は、雲をみているだけでどんどん時間が過ぎていきます。
今はスマホオンリーの撮影ですが、だんだん望遠が使えるカメラも欲しくなってきました。

涼しいのは助かりますが、そろそろ梅雨明けの空も撮りたいところです。

【参考文献】
・村井昭夫『空の図鑑 ~ 雲と空の光の観察ガイド』学研教育出版 2014年
・荒木健太郎『雲の中では何が起こっているのか ~雲をつかもうとしている話』ベレ出版 2014年


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