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雲部!vol,5~灰色の雲を讃えてみる

こんばんは あまみのそらです。

梅雨空が続いています。他の地域ではきれいな雲景色も出ているようですが東京は雨模様ばかりでさすがに写真もあまり撮っていません。

とはいえ、「灰色の雲」はつまらないのか、というと全然そんなことはありません。むしろ灰色の雲の美しさ、魅力はもっともっと語られてしかるべきだ!と思っています。

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これは私が雲を撮り始めて、最初に「灰色の雲」を意識したときのものです。雲についての本を読むと、たいてい雲の形や色が、雲の高さと関わりがあるという説明がでてきます。

色でいうと、白は光が当たっている高さ、灰色は光があたらない高さだったり雲の下側だったりだそうです。そうしたことを頭におくと俄然、空が立体的に見えてきてワクワクします。

また、この写真についてちょっと擬人化した視点でいうと、色々な形や色の雲が同じ空間の中で居心地よさそうに浮かんでいて、とてもいいなあ、と感じたんです。もちろん、一種類の雲が全面に広がるのもきれいですけどね。


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この2枚の灰色の雲。これが白でももちろんきれいなのですが、だいぶ印象が変わると思います。灰色だからこそのインパクトを感じました。2枚目は撮り方で灰色になったのかもですが。(笑)


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明け方や夕方はこのように黄色や朱色とのコラボレーションを楽しめます。
灰色×朱色、怪しげで好きです。


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こちらは青と白とほんのりの朱色と、そして灰色が同時に存在した空です。年をとってきたせいかな、こうした明と暗を併せ持つものを見ると何だか落ち着くんですよね。


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灰色×白!の2枚です。この雲を見つけ、思わず見とれましたが、美しいというよりも不安を掻き立てられるような光景でした。そうやって気持ちを強くざわつかせる、という点において立派なアートだよなあ、と思ってます。写真が、じゃなくて雲がね。

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さて、灰色の雲の中でも、クラウドウオッチャーが見つけたら間違いなく写真を撮るであろう雲がこれです。乳房雲といいます。(これだけは自信をもって名前が言える)

この雲が出たら直後に天候が急変すると言われています。
でもこの時はそれよりも、この写真を撮れたことがとてもとても嬉しかったことを覚えています。

Webで「乳房雲」と検索すると、もっとすごい画像がたくさん出てきますよ。

きょうは灰色の雲を思いっきり讃えてみました。
ロンドンに拠点がある国際的なクラウドウオッチャーの団体「雲を愛でる会」になぞらえていうならば、「灰色の雲を愛でる」です。

とはいえ、リアルの空も灰色で、写真も灰色ばかりじゃなあ、とも思いますので、最後に一枚だけ2年前の梅雨明けごろの写真を貼っておきます。
巻雲やヒコーキ雲が縦横無尽に広がっていますよー。


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