【レビュー】松屋新作『焼きかつ』食べてきた!
みなさんお疲れ様です。
あま味かぼちゃです!
『長年の研究を重ねてついに誕生した、松屋渾身の新メニュー』なんて大々的に宣伝されたら、松屋好きの私としては行かないわけにはいかない!
というわけで発売日の今日、昼過ぎに松屋さんに駆け込んできました!
今日は松屋さん新作、ミラノ風カツレツを松屋風にアレンジしたという『焼きかつ』がどんなものなのかお届けできればなと思います!
前知識
1 ミラノ風カツレツとは?
そもそもこのミラノ風カツレツなるものを知らない人がいると思うので、軽く説明しておきます。
もともとフランスのコートレットという料理を原型にしており、それを北イタリアのミラノ風にアレンジしたミラノの郷土料理です。
イタリアだと『コトレット アッラ ミラネーゼ』と呼ばれるみたいですね。イタリア語で『○○ーゼ』は『○○風』という意味なので、そのまま『ミラノ風のコートレット』という意味になりますね。
本場では薄くスライスした仔牛肉を卵液にくぐらせ、その上からパン粉をつけてコーティングした後に、バターをたっぷら引いたフライパンで焼いていくそうです。
2 日本のカツレツ
日本のカツレツは明治時代にフランス料理のコートレットを真似して作っているうちに、天ぷらと同じように油で揚げるように作り方が改良されていった説が濃厚なようです。
カツレツという呼び名もコートレットの英語読み『cutlet』に由来しております。
3 日本のミラノ風カツレツ
名のあるプロの料理人たちがYouTubeを始める昨今、彼らが『ミラノ風カツレツ』を動画で取り上げ始めてから知名度がうんと上がった料理だと個人的に思っております。
日本の家庭では本場で使われている仔牛肉が中々手に入らないので、豚肉で代用することが一般的なようです。
肉の厚みも本場を倣い、2ミリ前後になるよう豚肉を叩いて引き伸ばすのがポイントらしく、横にドーンと広がるワイルドさが魅力の料理でもあるようです。
松屋の焼きかつ
値段
今回の新作はどうも『コンボ牛めし』『ライスセット』『定食』の3つの食べ方が用意されております。
それぞれまず値段を見てみましょう。
【焼きかつコンボ牛めし(並)】650円
※焼きかつ1枚と牛めしのコンボ
【焼きかつライスセット】730円
※焼きかつ2枚とご飯、味噌汁
【焼きかつ定食】790円
※焼きかつ2枚とサラダ、ご飯、味噌汁
いつもの期間限定メニューの価格帯!
長年研究してきたと言うこの新作でいつもの値段を実現するとは……さすがみんなの食卓でありたい松屋さんです!
実食
今回私は『焼きかつコンボ牛めし』を頼んでみました。
丼の半分をど〜んと占める焼きかつに思わずニッコリ。
見た目からサクサク感が伝わってきますし、ほのかに香るニンニクが食欲をそそります。
本場を再現したこの平たいお肉も良い感じ。
焼きかつをひと口含むとまず衣のサクサク感が伝わってきました。
そして歯を使わずとも噛み切れてしまいそうな豚肉の柔らかさに思わずうなる。
叩いて引き伸ばされた豚肉は繊維が断ち切れて信じられないほどに柔らかくなります。
サクサク衣と柔らかい豚肉の食感の違いが舌に嬉しい美味しさです。
そしてとにかくソースが濃い!
コンボの牛めしの味がわからなくなるほどの味覚ブレイカーっぷり!
まるで大量のごはんと一緒にかきこめと言わんばかりの甘辛い濃厚ソースに、無心で丼を手に持ってガツガツと食べてしまいました(笑)
並盛にしてしまったことを後悔、これはライス大盛にして、焼きかつを大量のご飯で流し込む飲み物だ!!
最後は香り高い松屋オリジナルの七味で味変してペロリ。
とても美味しくいただけました。
松屋さん、ありがとう。
ご馳走様です!
総評 〜焼きかつは飲み物〜
大事なことなのでもう一度ここで言っておきます。
とにかく濃いです!
おそらくトンテキとは違って焼きかつが薄い肉を使うからこそ、よりソースの濃さを感じるのだと思われます。
濃い味が苦手な方はコンボ牛めしではなく、少し高くなってしまいますがライスセットか定食を頼むと良いでしょう。
コンボ牛めしとは違ってソースが別容器に入れられて運ばれてきます。適量をかけて程よい濃さの味を楽しむことができると思います。
個人的にはシャリアピンソースのトンテキと並ぶほど美味しいと思える逸品。
今後とも食べていきたいメニューで、期間中もまた食べに行こうかなと思ってます!
できれば次回以降の期間限定メニューでちょくちょく登場してくれると嬉しいな。。。
以上、あま味かぼちゃでした!
バイバイ!
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