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光る君へでこういうの見たい

光る君へ 9話「遠くの国」が良い回すぎてずっと引きずってます…。直秀、ショックすぎる…!
直秀の死についてはもう散々語られてると思うので置いておくとして、ラストで為時のいつもの「お前が男であったらなあ」に、まひろが「この頃、私もそう思います…私が男であったら(中略)内裏に上がり、世を正します」返すところ、めちゃくちゃグッときてしまいましたね…。
道長と感情を共有した回のラストにこれなので、男である道長が実際に世を正す決意をしたことを意味するのかなと思います。見る前は「道長と紫式部がソウルメイトってどういうことなんだよ」って思っていたけどこれはもうソウルメイトという他ない…!!ここから道長は徐々に政治家として覇道を進むようになるんでしょうね…。
道長はこれから実際に政治の鬼になって世を正すために身近な人、あるいは自分の感情を犠牲にしていく道を選ぶという展開になっていくのではないかと思うのですが(以前、「入内は女の幸せにならないと信じている」と言っていたのに後の道長は娘たちを次々と入内させることになりますし…)、そのことがまひろを苦しめることになるという展開とかが見てみたいですね。
実際に政治に直接関わる道長には望む世を作るためにはそうするしかないとわかるからこそ自分の本心を犠牲にしてでも非道なことをするのだけど、見ていることしかできないまひろは理想論みたいな綺麗事を言ってしまうとか…(あるいは本心では傷ついているであろう道長を想って自分の心をも削るようなやり方はやめて欲しいと願うとか)。
それでも力(右大臣家の格)もある道長は自分にしかできないことだと覚悟を決めて突きすすみ、目的のためなら犠牲を払う覚悟のないまひろに「(実際に内裏に上がり政をしていない)女が口を出すな!」と言ってしまう…なんて展開があったら切なくて良い。
今回、まひろが自分が男だったらと思うときがある、ということを認めた回でしたが、まひろが(現代日本よりもずっとずっと男女の役割の差が明確な平安時代に)女である自分に何ができるのか悩み、源氏物語の執筆にたどり着く時がくると思うんですよね。自分は道長と同じものを目指していても道長と同じ役割を担うことはできないのだと痛烈に感じる時が。
私は源氏物語には人の苦しみ、その中でも特に女の苦しみが丁寧に描かれていると思っていて、そこが魅力だと思っているんですよね。だからこそ、道長にできなくて自分にできることとして政治の中で傷つく人の心を救いあげて世に出すのが源氏物語になる…みたいな…。

あと次回予告で横たわってる女性に覆いかぶさろうとしている男性…まさか道長とまひろ!?二人が男女の関係に…!?かなりビビっています。
ソウルメイトたる男女には肉体関係はない方がいい派の人もいると思うんですけど、私は結構好き…。「肉体関係を持ったのに二人で幸せになることはできない二人」とか、「肉体関係を持って愛し合ってハッピーエンドになるのではなく、肉体関係を持ってそれを契機に決別する二人」みたいなのとか、切なくて好きなんですよ…。

ここまで全てが妄想なのですが、なんかもう放送されている範囲だけでも光る君へが私の好きな要素満載すぎるんですよね。もう人生で出会った最高のアニメ・漫画・小説・ドラマ・映画・ゲームTOP5の中にランクインしそうな勢いすらある。

道長とまひろ、これからも応援してます…!!!

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