初めて会社員になる君へ#17暇つぶし?

ひろゆきさんが、ネット配信でこんなような事を言っていました。

「人生は壮大な暇つぶし。だから、食事とかそういう日常の事に今よりも少し時間をかけてみるのはどうでしょうか。生活が充実します」

私は子供の頃から「時間がもったいない」と考える傾向が強く、今もそれが抜けず、課外活動なんてもってのほか、友達や同僚との無駄話や世間話、会社のだらだらしたミーティング、長風呂、とりとめのない電話、こまめな着替えなど、そういう時間をいつも、もったいないと思っていました。

でも、ひろゆきさんの話を聞いて、「ああ、そうだな」と妙に納得。「時間もったいない」精神で削り出した時間で、結局自分は何をしているのか?

自分が楽しい思っている(ネットを見る、動画を見る、料理やお菓子を作る)としても、結局の時間を持て余してる事が多いからです。

まさに暇つぶしだったんです。

だったら、その持て余している時間を日常生活の、あれやこれに配分したらいいんです。誰かとの無駄話、お風呂でゆっくりする、洗濯物をきちんとたたむ、味わって食事をする、丁寧に掃除をする。など

それらを、やらなきゃいけない事だから最短時間でやろうとするのではなく「どうせ暇なんだから、少し時間をかけてやってみよう」と思えば、気持ちもいいですし、それ自体を楽しめるかもしれません。(正に充実)

「何を今更」と言われるかもしれませんが、何が言いたいのかというと、直感的な物事の捉え方って、自分の中で形成された何らかの価値観に基づいていることが多くて、例えば、会社で起こる色々な出来事に対しても「捉え方」次第で「感じ方」も変化するだろうなと思います。

例えば、上司に注意を受ける場面があったとします。

今どきの上司は各種ハラスメントを気にして、部下へ注意の一つも言いにくい環境ですが、それでもこれは注意しなければならないと思って、注意してくる訳です。

その注意がすっと受け入れられるものであれば、それが一番良いのですが、「え?」と思う内容の場合、それをどう捉えますか?

以前にも書きましたが「何を言ったか」よりも「なぜ言ったか」に注目すると、真意がわかりやすいのですが、その真意を察した時に、どう捉えるかという段階があります。

注意の仕方が気に障る場合や、苦手な上司の場合は、穏やかに受け止めるのは難しいかもしれませんが、基本的にビジネスの場では「感情的になった方が負け」と思って間違いありません。上司との関係でも取引先との関係でも。

話がだいぶブレてますw

普通の人間は勤務時間中(8時間)ずっと、集中することは不可能です。だから、しょうもない業務に思えても、しょうもないミーティングに思えても、まずは付き合ってみてもいいのでは?という考え方です。

あからさまな「さぼり」に組する事は勧めませんが、長年をかけてその職場で形成されてきた仕事の進め方や会議の顛末、意思決定のプロセスを、一旦受け止めて、解釈してみるのは面白いと思います。

将来的にはそこにあなたの要素が追加され、何らかの変化が起きるわけです。

一人での成果を出す仕事もやりがいがありますが、チームでやっていく仕事も別の楽しさがあります。自分が参加しないイベントでも、「ああ、このメンバーでこの流れだと、こんなアウトプットになるな」とか、予想できるようになれば、早々に一人前かもしれません。

本質的に楽しい仕事に加えて、それを取り巻く人々を、見られるようになれば、それが仕事の醍醐味の一つと思います。

もう1月も下旬。入社までの秒読みです。


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