人生は挑戦の連続だ
ありきたりなタイトルだけど、本当に人生は挑戦の連続だと思う。
多かれ少なかれ、自分ではそう思っていなくても私たちは岐路に立つ度に選択して、挑戦しているのではないだろうか。
私は渡る前に石橋を叩きすぎるほど心配性で、あれこれ考えるタチだが、今までの人生を振り返っても石橋を叩いて割れないことが確かめられたら、挑戦するのは好きな人間だと思う。
これまでに大きな一歩を踏み出した転機が4度ある。
学生時代
学生時代の挑戦は、まさに箏曲部に入部したことだろう。
未経験、それにお箏自体を知らなかった私が、中学1年生で入部を決意して6年間続けた。
人と少し違うことがしてみたいという好奇心から、茶道部か箏曲部かで悩んでいたが、最終的には「和菓子が苦手だから」というなんとも言えない理由で箏曲部を選択した。
結果として、切磋琢磨する同期をはじめ現在でもお世話になる先生、先輩後輩に恵まれて、厳しかったが充実した6年間を過ごすことができた。また、都大会や全国大会など他校の演奏に刺激を受ける機会もあったことで、弾いてみたい曲が増えて、高校3年生の時には大学生になっても続けたいと思えていたから不思議である。そんなお箏は、今では趣味となり、15年以上続けていることになる。
就職活動時代〜就職
私は文系の女子大学出身である。当時、私の周りには銀行や商社の一般職、弁護士事務所などの秘書業務、CAやグランドスタッフを志望する子が多かった。
そんな中私は、漠然と総合職またはエリア総合職で仕事を見つけたいと考えていた。一言で言ってしまえばお給料だが、将来的に両親の世話をするにあたり、私なりに選択肢を持つためにも貯金をしたくて、なるべくお給料がいい方が良かったのだ。だが、業界を狭められずにいた。そんな時、学校の会社説明会があった。その企業はIT、それもSierという私の大学の学部からはなかなか進まないであろう企業だった。
もちろん参加している学生も少なかったし、私も話を聞きながら受けても大丈夫なものか少し心配はしていた。
説明会で人事がお決まりのように言う(であろう)「文系でもSEになれます!」の一言に、不思議とワクワクしたのを覚えている。就職という大きなターニングポイントになる。どうせなら大きな一歩を踏み出したかったし、新しいことを仕事で学べるのは楽しいだろうと思った。実際、入社して配属された部署はSEの上流から下流まで全てできる恵まれた部署。私も1年目から2年目の間にお客さんと話もしたし、開発もしたし、全てをやらせてもらえて、SEって面白いと思うことができた。(現在は退職したけど)
コロナ禍での働き方
当初、2020年から始める予定だった留学。コロナが全世界で猛威を振るった初めの年だったこともあり、トロントから緊急帰国して日本で様子を伺うことにした。
その時知人の会社でお世話になることになったが、オンラインでの働き方に移行するタイミングだったため、初の在宅勤務を経験。100%在宅勤務は初めてだったため、ON/OFFの切り替えを模索したり、オンラインでの研修運営を模索したり、これも一つの挑戦だった。特にZoomを使っての研修運営は、Zoomの機能を確認するだけでなく、どうやって集合研修、はたまたそれ以上の効果をオンラインで出せるかを考えて試行錯誤したのは、とても良い経験だった。
留学決意〜現在
直近の挑戦といえば、やはり2度目の留学だ。
現在トロントで過ごして4ヶ月。生活し、学校に行き、アルバイトとインターンをしている。
日本では経験できないレジュメ配りにも挑戦した。
私は日本では実家暮らしだったため、家事全般をほとんどしてこなかった。だから料理も日々アプリを見たり、母に聞いて食べたいものを作り、時間のやりくりを考えながら作り置きを作ったり、洗濯をしたりするのも一つの挑戦だ。
カナダに来たんだから挑戦しなくちゃ!経験と思ってやってみないと!と最初は意気込んでいたが、そんなに肩肘張らなくても、違う国で"生活"しているだけでも挑戦だと思えるようになった。その上で純粋に心動くものに対して”やってみよう”という思いで挑戦している。
SNSを見ると、自分よりすごい挑戦をしている人はたくさんいるし、その発信に焦ることもあるが、自分のペースを崩すのは良くない。
確かに限られた時間の中でいろんな経験をしたければ、日本でできないような挑戦をするのは大事かもしれない。でも心が動かないもの、自分の身体やココロに無理をさせるものは挑戦しても自分が後で苦しくなる。
今の私の挑戦は”人と比べず、自分を見失わず、正直にやりたいことをやる”ことだ。
私は現在Coop留学をしているが、インターン期間中にインターンをやらない方向に行こうと考えている。インターンの代わりのプロジェクトを受講して卒業して、2年前に残した語学学校に残りの期間通いたいのだ。
周りからしたら、「なんでカレッジから語学学校?」と思われるかもしれないが、マーケティングは未経験で興味があったから"勉強"したかった(実践にはそこまで重点を置いていなかった)し、最後に英語をしっかり話すもしくはIELTSの試験対策をして帰国したいと思った。
私には幸い、語学学校のホールド期間という選択肢がある。だから、この挑戦をしたいと思った。
また、もともと私はこの留学期間中に自分の将来を時間をとって考えたかった。
カフェでノートに自分を棚卸して将来を考える…。自分の性格上、その時間を確保するためには最後の期間、語学学校に行く方が適していると判断した。だから早いうちから探して今、無給のインターンをしている。
自分で決めた期間は1年のため、もう3分の1が過ぎようとしている。残りの8ヶ月でどんな挑戦をするだろうか。ワクワクする気持ちを大事にこれからも過ごしていきたい。
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