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【Vket2022winter】新感覚トラベル!AIを活用したメタバース展示場は、常連さえも唸らせる出来栄えでした

Have a nice trip. 良い旅を。

海外に旅行に行った際に検問の方が言ってくれるワンフレーズ。

毎年2度行われる世界最大級のメタバースイベント「Vket」では旅をテーマにした会場が多く存在します。

パラリアル東京、名古屋、ニューヨーク、パリなどなど…

本記事で紹介する会場は、画像生成AIのMidjournerが会場のベースを作った「エレベーターで未知の世界を旅する」ようなものになっています。

その名も「Cosmo travel elevator」


現地に飾られているイメージ図

※画像生成AIとは
ユーザー入力したキーワードに従って既存の画像を分解して色や形を組み合わせ、新たな作品を生み出す。この作品が本当に新しいものと言えるかどうかは議論の対象になっている。

解説はほどほどに、さっそく会場を見ていきましょう。

エントランス

ワールドに入った瞬間、この光景が広がります。なんだこれは…

正面にそびえ立ったエレベーター。それを囲うように細い柱が無数に立っており、並行世界を表現しているかのようです。


エレベーターに連れられた先は…
なんだここは…

浮いた電車、線路、踏切、家屋、電線。
現実のあらゆるものが広い空に浮いており、私たちは透明な階段の下に立たされています。

現実にあるものを見ることでリアリティを感じる一方、すべてが地面に設置しておらず無重力空間に投げられたように浮いている。

現実感と非現実感が同時に存在しており、混乱せざるを得ません。
空や階段などはAIがイメージしたであろうものの、現実のものを空間に設置するのは人の手で考えられたものでしょう。

AIと人が手を組んでメタバース空間を作ると、このような幻想的なものが作れるんですね…

ここは展示会場として作られているので、ユーザーが制作した3Dモデルなどを展示したブースが並んでいます(なんて贅沢なんだ…)

すさまじくリアルな食べ物の3Dモデル。
こちらはフォトグラメトリという技術を用いて作られています。
それにしてもクオリティが高い…

リッチなセレクトショップのようなブース。
個人で作られたブースなのですが、ロゴや階段などのライティングがとてもキレイで、遠くから見ても3Dモデルがはっきりとわかる大きなポスターが張られているなど、思慮深く設計されています。

こちらは開放的とは対照的な飲食店のブース。
天井が低い代わりに5Fまで和洋折衷何でもありのテナントビルのような作りになっています。

部屋が窮屈に感じるのはデメリットのような気がしますが、人が集まると熱気がこみ上げるので、かえってコミュニケーションが取りやすくなるというメリットもあります。

3Dモデルで表現する方法は人の数だけあるということですね。



こちらのワールドは2022年12月18日まで開催中です。
残すところあと数日ではありますが、4年間メタバース生活をしている私にとっても衝撃を受けた素晴らしいワールドなので、ぜひお越しください!


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