薪活

2024年5月30日 22:32

薪🪵設備をそれなりに導入して一年以上が経過し、ようやく軌道に乗りつつあるので、現況を書き留めておきたいと思います。これから薪活したいという方に少しでもお役に立てれば幸いです（笑）

興味のない方は読まないで下さい。時間の無駄です(+_+)

基本的に薪割りは重労働です。決してエコとか言う軽いノリで始めない方が賢明だと私は思います。

私は薪ストーブに憧れがありいつか導入できればと考えていますが、建物に適した薪ストーブがないため、薪ストーブ用の部屋を作らなければならないというよくわからない状況に陥っています。薪ストーブ＋煙突工事だけで100万〜150万くらいかかりますので、今はちょっと余裕ないです（悲）

とはいうものの、宿泊のお客さん用に薪風呂を運用しているので一日10kgくらい焚いてます🪵

というわけで、以下に一連の薪が燃え尽きるまでの作業工程を書いてみます。

⚪︎薪の調達
当たり前ですが、薪になる木は山に生えています。山に入り、チェーンソーなどで切り倒し、トラックに積んで運び出すのが基本です。細い若い木は薪にはなりません。最低でも直径20cm以上（50cmくらいまで）の木、10cmくらいの枝を選びます。もちろん持ち運べる重さの範囲内で。葉っぱの処理は膨大な手間ですので、なるべく山に放置します。

土建屋さんや工務店に知り合いがいると丸太をくれることがあります。普段からアンテナを立てておいてもらうようにしてます。現状はこの方法がもっとも良いかなと思われます。切りに行かなくていいし、業者さんは捨てる手間や経費が省けてwinwinかなと思います。ただ、切り出した木を置いておくスペースも必要ですので土地もそれなりに必要になってきます。

⚪︎玉切り
トラックで運び出したら次はチェーンソーで玉切り作業。これで丸太になります。山で玉切りする方が切りカスもそのまま放置できるので楽ですが、状況によりけりです。用途によって長さを決めます。風呂用の薪はだいたい40cm前後、45cm以上は焚火用にします。業者さんには長さ指定まではさすがに言いにくいのでもらえる長さはこだわりません。

無論チェーンソーを扱うのは簡単ではありません。基本エンジン式になります。テレビショッピングなどに出てくる電動式チェーンソーでは話になりませんし、チェーンソーメーカーの電動式でも切断に時間がかかりすぎます。エンジン式の方が安価（2万〜3万）なので現状はエンジン式一択です。

チェーンソーは刃の目立てや本体のメンテナンスも重要です。エンジン式草刈り機よりもメンテナンス作業は多いです。

詳しく書くまでもなくこれらは危険&重労働です。ボチボチ切って運んで２時間くらい（玉切りするならもう１時間）で軽トラックの荷台が満載になるくらいのイメージでしょうか。多くて500kgぐらいを運ぶイメージかなと思います。

⚪︎薪割り
ここまできてようやく割る作業に移ります。が、全ての木が🪓で割れるわけではありませんし、おそらくほぼ割れないので、電動式かエンジン式の油圧薪割り機で割ることになります。🪓で割るのはおそらく相当な体力が必要で加えて最も危険作業ですので私はやりません。てか、自信ありません。

油圧薪割り機は電動式で10万前後、エンジン式で20万以上が相場になります。玉切りした木を薪割り機に載せて割ります。落ちた薪を一輪車等に載せて棚へ運びます。私は20万円のエンジン式を使っていますが、長さ50cm、直径50cmの丸太がパカパカ割れます。作業スピードもいい方だと思いますが、丸太を薪割り機に載せ続ける作業が地味に体力を奪っていきます。

エンジン音は普通にうるさいので夜間は作業しません。

⚪︎乾燥
割った薪は半年〜1年半、風通しの良い場所で乾燥させ（含水率20%以下に）ようやく燃える薪となります。生乾きの薪は点火しづらく、パチパチ火の粉が飛び、煙も多く、ストーブを痛めるのでよく乾かしてから使います。

※それぞれの作業ですが、フォークリフトはありますが、ほぼ手作業で積んだり荷下ろししたり台車で運んだりします。この労力も全身の体力を奪っていきます。手や腕の関節痛、筋肉痛、腰痛にならない人がいたら教えてください。

※また、玉切り作業は切りカスが山のように、薪割り作業は木っ葉が山のように出るので処理します。木っ葉は焚き付けに使えるのである程度集めておいておきます。これらの切りカスは家庭用ゴミ袋に入るレベルでないので山積みになったままです。

⚪︎薪点火
ああ、ここまでの作業の甲斐あって感無量🪵🔥🥺

灰の処理をして完了です。鎮火の確認をして、灰は家庭用ゴミで出せます。24時間経っても灰の下のほうは燃えている場合があるので注意が必要です。

それでは明日も薪割り作業が待っているので寝ます。

いつもより身体が疲れているので寝つきがよいです（笑）

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