そうして日曜日も過ぎる

あーあれもやらないとなこれもやらないとなと思いながらお気に入りのりんごのあめちゃんを食べて最後まで舐めきれずに中盤で噛む、太ももまですっぽりこたつに入って、あーあれもやらないとなこれもやらないとなと思いながら左向きに寝転ぶ、こんな姿勢ばっかしてると骨盤ゆがむな、でもあと3分だけと思ってそのまま寝る、鬼ごっこで追いかけられても私は空を飛べるから絶対に捕まらない、こともなく全然前に進まないからすぐに捕まる、ロールパンナちゃんがビュンと横を通り過ぎてああいう風に飛びたいとねがう、もっと怖いなにかに追いかけられて私もビュンと飛ぼうとするのにやっぱり進めなくて焦るそしたら目が覚める、こたつは暖かいよりも熱いになってポカポカよりもジリジリになって皮膚にただ熱があたるだけの体の悪さを感じる、水分がぜんぶ吸い取られてこんなのじゃ体に悪いな水を飲まなきゃと思いながら骨盤への危惧を思い出す、ついでに今日よるごはんを食べすぎたことも思い出す、ぜんぶダメじゃん今日はもうダメだからじゃあ明日からね、という得意の言い訳をする、だってそれ昨日も言ったもん、何もしていないわけじゃないけど何もしてないと言ってしまうと何かしてることが人にバレるしそうしたら誰かに見せるための結果を出さないといけないと思っちゃうから、逃げ場を横目で確認していないといけない弱さがずっとある、100パーセント悪い弱さがある、地に足をつけて道ができてしまうのが怖いから今もふわふわと浮いてる、ついでに視界がもくもくしてる今は思考を制限してる、考えたくないことがたくさんあって考えたいことを無理やり作る、投影法の趣味はいつのまにか娯楽から義務になってそのうち苦しくなって必要ないはずだった妬みを纏う、だけどもう捨てられないとこまできちゃったから考えないようにしてたことに向かう理由ができちゃう、しょうがない、やるか、しょうがなくない、どうしても絶対にやらないといけない、自分のために、いきてるんだったらそうするしか。