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『 NieR:Automata』命もないのに、殺しあう。

noteを開設してから早2か月…なかなかゲームをする時間を取れず、記事を書く機会が作り出せなかったのですが、久しぶりにコンシューマーゲームを1本クリアしたので感想を書いていきたいと思います。

本作は2017年2月、3年以上前に発売されたゲームなんですが、タイトルをちゃんと認識したのは多分最近です。でも、どこかで目にした2Bと9Sのビジュアルは強烈な印象として残っていて、ずっと気になっていた作品でした。
真っ黒のゴシック衣装に目隠し(ゲームをプレイしてから戦闘用ゴーグルだったと知りました)、真っ白い髪、武器には日本刀を携えている…一度見たらきっと忘れないですよね。

セールで半額になっていたことと、花江くん(9Sの中の人)がおすすめしていたのに背中を押され購入に至りました。我ながら無知で恥ずかしいんですが、この作品が『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』というゲームの後継作品であることもプレイ後に知り、内容的には『オートマタ』だけでも完結するように作られていましたが、やっぱり前作からの設定的な繋がりは強いんだろうなという印象でした。『レプリカント』については今後バージョンアップ版が発売されるみたいなので、そちらも遊んでみたいと思ってます。

さて、前置きが長くなりましたが感想の方にいきたいと思います。
こちらの記事はストーリーの内容としては大きなネタバレは含まないかたちで書いていくつもりですが、少しもネタバレを見たくないという方は閲覧お気をつけください。

全体的な感想

まず、感想としては「すごいゲームだったな」という言葉が出てきます。
ストーリーももちろんなんですが、システムやら演出やら音楽やら、何から何まですごくて驚きと感動の連続でした。
プレイ中思わず何度も「はぁーーー…」と感嘆のため息が出ましたね…。

ジャンルとしてはアクションRPGなんですが、戦闘は地上戦(通常のアクション)、空中戦(シューティング)、ハッキング(ミニゲーム的)と大きく3種類があり、様々な形態で戦闘を楽しめます。これがほんと大きなポイントというか…後述のストーリーのところでまた触れたいと思います。

ストーリー

前作もそうだったようなのですが、『オートマタ』はマルチエンディング方式が採用されていて、なんとA~Zの26通りのエンディングがあります。
その中でもA~Eが正規エンディングで、周回を重ねるごとに見られる物語が変化していきます。(F~Zは特定の行動を取ると発生するバッドエンディング。意図せずにGを回収したんですが、想像以上に”直葬”って感じでした笑)

A・Bルートは、とある敵との決着までを2B、9Sそれぞれの視点で追う内容なんですが…それを知った時正直「えー多少変化はあるだろうけどまた同じの最初からやるのかぁ」と少し思ってしまいました。が、その心配は全くの杞憂で、確かにストーリーは基本的に同じ道筋を辿るのですが、戦闘システムが地上戦からハッキングを中心とした内容に変化するので、もう別物のゲームをプレイしている感覚で、想像以上に新鮮な気持ちで2周目も楽しめました。(ちなみにハッキング最初全然出来なくてBルートちゃんとクリア出来るのか!?と不安になったりもしたんですが、慣れたら地上戦よりもかなり楽に感じました笑)
そして、9Sはその特性ゆえ少しずつ真実に近づいていくのですが、ゆっくり、一つずつピースが集まっていく感じは絶妙でした…『ゲシュタルト/レプリカント』済みのプレイヤーは知っている内容なのかな?という真実も、私にはかなり衝撃的でした。

Cルートは、てっきりA・Bルートでも途中に登場したA2の話になるのかな~なんて思いきや、なんとA・Bルートの続きが描かれる内容で驚いたと共にその演出がまた、すごくて…スタッフロール中にキャラクターを動かすことが出来たり、映画の予告編みたいな映像が流れたり。鳥肌でした。
ストーリーの展開的には、ここから大分重くなっていくんですけどね…
C・Dルートは結末のみが変化する表裏一体の内容でした。
そしてEルートは…また素晴らしい、今まで見たことない演出で「あーこれはすごい!」ってなりました。無限の可能性がある、ゲームってすごいなぁ。

サブクエストも多数用意されていて、特にクリアしなくてもストーリー展開には関係なくエンディングまでいけるような仕組みにはなっているんですが、でもやっぱり、内容を追っていくとメインストーリーにも深みが増したり、色々な感情が湧き起こったりするので、最終的にチャプターセレクトが使えるようになるから後からまとめて回収だと効率はいいんですが、個人的には、途中で見ておいてよかったなと思うお話がたくさんありました。

音楽

音楽も素晴らしいです。この物語の全体的な雰囲気でもあるんですが、
悲しさ、寂しさ、虚しさ。そういったものが繊細に描かれているような楽曲の数々。また、主題歌である「Weight of the World」はその曲自体も素晴らしいものでしたが、エンディング毎に英語版、日本語版など、4種類が用意されていてそのどれもが、それぞれの魅力を持っています。

グラフィック

あとはもう、グラフィックの美しさは言うまでもないですね。退廃的で美しい景色の中を縦横無尽に走り回れるのはとても爽快だし、美女と美少年が戦う姿を堪能できるのも最高でした。(笑)
9Sくんがね、本当に可愛いんですよ。演技も相まってだけど。可愛い。
短パン美少年は良い文明。

声優

そう、声優さんの演技も素晴らしかったです。2B役の石川由依さん、9S役の花江夏樹さんはそれぞれ最近見た劇場版アニメで主役を演じていて、何だか勝手に感慨深くなってしまいました。このゲームも経て、お二人とも今大活躍されているんだなって。
特に9Sは、物語全体を通して見るとその感情のふり幅が本当に大きくて。とても難しい役どころだったと思うんですけど、見事でした。

まとめ

『オートマタ』は時間を作って比較的一気に(一週間くらいかな)プレイしてクリアしたんですが、私自身真実を追ったり、物語の行く末が気になってつい夢中になってしまいました。ゲームとしても楽しめたし、物語も楽しむことが出来ました。(胸に残った感情は、とても儚いものでしたが)
手に取って、この作品に出会うことが出来て本当によかったと思います。
半額で購入出来てしまったことが、少し申し訳なく感じるくらいには。それくらい、私にとっては素晴らしいと感じた作品でした。

つらつらとまとまりなく書いてしまったんですが、やっぱり言語化って難しいですね…!このゲームの素晴らしさや私の感動を全然表現出来ず悔しいですが…精進あるのみですね。
そして感想というよりは紹介記事になってしまったなと…(笑)いや、おすすめしたい気持ちがあるのは本当なんですが…!

今度また、ストーリーの中身について、備忘録的な感想記事が書けたらと思います。『オートマタ』の物語、私には結構難しく感じた部分もあるのですが…整理のためにも文字にしてみなくちゃな。

では。駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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