あと2ヶ月でこの生活も終わる

あと2ヶ月でこの生活も、終わる。
もう少し早まるかもしれない。
最大的に生活が変わる。
1人の時間もあと少しというところまで来た。

苗字が変わった。
2人になった。家事を毎日当たり前にするようになった。朝、2人分の水筒を準備して、駅まで向かう、職場に向かう、そんな生活が始まった。

そして、結婚式をあげた。
ウェディングドレスを着て、みんなに祝福された。

そのあとすぐに妊娠がわかった。
みんなにおめでとうと言われて、男の子とわかった。

そして、戸建てを買った。
注文住宅を買って、間取りを決めて、ローンが通った。

あと2ヶ月で夫婦から家族になる。
新しいもうひとつの家族が増える。

ここまでの人生、いろんなことがあった。
ここからは人生の第4章、というところだろうか。

ここからまた、始まっていく。
死にたいと日々思いながら、新しい命を作った。
理想の人生を進んできた。

優しい彼と結婚して、みんなに祝福されながら結婚式を挙げて、戸建てを買って、子供が出来て、そんな在り来りな幸せ。

そんなどこにでもあるような理想を辿って、今日があるのに、それでも今も孤独でたまらない。

あと2ヶ月後には、やることで溢れる毎日が当分の間訪れる。暇な時間がないと思うような、日々が待っている。

何が幸せかなんて、人それぞれなのにそれでも私はよくある幸せを望んで、辿って来ている。

わからない。
どうしたらこの闇から抜け出せるのか、今日もまだ、わかりそうにもないよ。