ずっと内容がない話がしたかった

私は今日も『これが最後』と彼に逢いに行く。

これで最後にしようと思い続けてもうすぐ2年。
簡単には忘れられない思い出と彼の優しさが私を離れさせない。
毎朝決まった時間に送られてくる"おはよう"に彼女である嬉しさとため息が出る。定型文が送られてくる嬉しさと不満。一瞬にして空気な居場所にいつまで私はしがみ続けるのだろうか。

この物語の終止符を私はいつになったら打てるんだろうか。

そんな不毛な問を抱えたまま今日が終わっていく。

あと何回、あと何回。
あの屈辱を今日もまた許してしまう自分を。
笑わなくなったわたしの傍にいつまで変わらずに彼はそこに居るつもりなのだろうか。
離れていってくれれば私が楽になるとも知らずにいつまでここにいてくれるのだろうか。

そんなことを考えながらアーモンドチョコを自分で選択して、1つ口に頬張った。

mia

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