日記の蛇足~子どもシェルター入所から閉鎖病棟入院まで~
twitterで更新を続けている日記ですが、小さなメモ用紙には収まりきらない事情や背景があり、どうしても説明不足になってしまっているため、ここで説明という蛇足を入れて過去を遡ってみようと思います。
まずはこれですね。これは児童相談所から子供シェルターに保護された日の日記です。まず紙に文字を書くことに慣れていないので字が汚い。子供シェルターに到着した子供は、まず貴重品を全てスタッフルームに預けられ、足りない衣服や食器や歯ブラシなんかを貸してもらいます。みんな着の身着のままで逃げてくるのですが、それでも大丈夫なように様々な日用品のストックがありました。服はマタニティウェアが多くて戸惑いました。それが終わると部屋に案内されます。居室はすべて一人部屋です。ベッドと小さな座卓とCDプレイヤー、それにぬいぐるみが置いてあり、健全な家庭の子供部屋を再現したかのようなつくりでした。この頃はいつ母が怒り出すか分からず常に警戒していて、夜も一睡もできないような日々が続いていたので、誰も危害を加えてこない空間にひとまず安心し、久しぶりの安眠を味わいました。
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