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~大人になれないとわかっていた私へ~摂食障害と小児性愛

 11歳になったばかりのある日、大人との体格差がもうかなり縮まってきていることに気付いた。135cmあるかないかだったと思うがそれでも150cm弱くらいの先生の隣に並ぶと見上げることができないのだ。子供とは大人を見上げるものだ。私が子供でいられるタイムリミットは確実にすぐそこまで迫ってきている。よい子であることも満足にできていないのに、大人になんてなれるわけがない。数値が増えていくのが楽しみだった身体計測の結果が、余命宣告の通知書に変わった。ネット掲示板だか何かで、生理がくればもう身長が伸びなくなるという噂を聞いて、毎晩早く初潮が来るように祈っていた。

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