「ふくしゅー」しようぜ! #48

「第7回 オモイカネ杯」本戦・決勝の「ふくしゅー」スタート!

本戦第1問(水出 博雄みなで ひろお

以下は、世界的に有名なとある書物の一節です。

初めに【 ? 】があった。
【 ? 】は神と共にあった。
【 ? 】は神であった。

【 ? 】に共通して入る単語はなんでしょう?

答え ことば

解説
『新約聖書』「ヨハネによる福音書」1章1節より。

「ヨハネによる福音書」は他の共観きょうかん福音書と呼ばれる3つの福音書〔マタイ、マルコ、ルカ〕とは異なり、独自の記載が多いことで知られている。
同章14節には、「言は肉となって、私たちの間に宿った」と記され、これがイエス・キリストであるとの立場に立った記述が以降なされていく。

本戦第2問(乃物けみか)

水の物性を特に厳密に測定したい場合は、試料中の同位体比を何らかの標準に合わせる必要があります。
このうち、ウィーンに本部を置くIAEAが規定しているものには、ウィーン標準平均〇〇という名称が付いています。〇〇に入る漢字二文字を選択肢から選びなさい。
①純水 ②清水 ③湧水 ④海水

答え ④海水

解説
1968年に定められた。「海水」とあるが、塩分は含まれていない。
この中に含まれる元素のうち、水素と酸素について同位体間のモル存在量が次の通り規定されている。

$${{}^2\mathrm{H}:{}^1\mathrm{H}≒1:6420}$$
$${{}^3\mathrm{H}:{}^1\mathrm{H}≒1:5.41×10^{16}}$$
〔トリチウムを主題としない限り、トリチウムの存在量は0とみなされる〕
$${{}^{18}\mathrm{O}:{}^{16}\mathrm{O}≒1:498.7}$$
$${{}^{17}\mathrm{O}:{}^{16}\mathrm{O}≒1:2632}$$

これは、あくまでも水素原子や酸素原子の存在比であり、重水やトリチウム水が存在していることになろうとも大きな問題とはされない。

本戦第3問(宇喜多・W・要出かなめで

ウィキペディアの架空の言語版において以下のようである、と仮定します。

・即時削除依頼の未対処つみ残しが思ったより沢山ある、とします。
・即時削除依頼は毎日8件ずつ新規提出される、とします。
・1人の管理者は1日に11件対処するとします。
・このとき、管理者1人なら、56日で積み残しがなくなります。

では問題。管理者2人なら、何日で積み残しがなくなるでしょう。

答え 12日

解説
現在ある即時削除依頼の積み残しを$${T}$$とおく。
TsuminokoshiあるいはTaskの$${T}$$〕
56日間で処理しなければならない即時削除依頼は$${T+8×56}$$件、56日間で処理した件数は$${11×56}$$件となり〔あえて計算せずに残しています〕、双方が等しいので
$${T+8×56=11×56}$$
$${T=(11-8)×56}$$
$${T=168}$$
よって、初期状態の積み残しは168件

続いて、2人で処理する場合を考える。処理にかかる日数を$${d}$$とすると〔言わずもがなdaysより〕、
$${168+8×d=11×d×2}$$という等式が成り立つ。これを解くと$${d=12}$$。

本戦第4問(あろい)

今回は主催の「思惟かね」にちなんで「思う」という動詞の使用例を調べました。
以下の「思う」の前につく言葉に関して、『筑波ウェブコーパス』に掲載されている用例の数が多い順に並べなさい。

①…が思う
②…と思う
③…は思う
④…を思う

答え ②→③→④→①

解説
ラテン語で「身体」を表すcorpusに由来する。
その由来どおり、自然言語を体系化して集積したものを指す。
『筑波ウェブコーパス』は2013年4月にver.1.10が公開され、日本語のウェブサイトから収集した11億3800万語のデータを使用している。〔2021年3月に公開されたver.1.40が最新版〕

例えば、「秋」で検索すると48,679件が登録されており、その中の35,557件〔およそ73%〕が「秋+助詞」という形で用いられていると分かる。〔さらにその中でも「の」が多い〕

本題である「思う」で検索したところ、登録されているのは2,670,076件。一番多いのは「思います」の1,248,663件〔47%弱〕となっている。
選択肢について見てみると
 ②…と思う 85,933件
 ③…は思う 50,156件
 ④…を思う 36,629件
 ①…が思う 23,711件
であった。

本戦第5問(三島彩子)

まずはこちらの例題をご覧ください。
この世界地図は普通の世界地図と比べて面積が国ごとに大きく変わっています。この歪みは、その国の人口が多いところは面積が広く、少ないところは狭くなるように生じています。

例:人口の場合

同様に、次の地図は国ごとの「ある植物に関わる数値」(2016年)によって面積が変わっています。
何の植物の何の数値でしょう?

????

答え お茶の生産量

解説
このような地図を「カルトグラム」〔cartogram〕と言い、主題図の一種として1800年代半ばには既に使用されているらしい。
面積で示すタイプのカルトグラムの場合、国境線〔隣接面〕を合わせるものと大体の位置関係に留めているものの両方がある。

さて、主題となっているお茶について。
正確にはツバキ科の常緑樹、チャノキ〔学名:$${Camellia}$$ $${sinensis}$$〕。
sinensisと種小名にあることから、中国近辺〔インド、ベトナムに近い地方〕が原産と考えられているが、詳しいことはわかっていない。
日本においては奈良時代までには伝来していることがわかっている。
また、ケニア〔アフリカ大陸でかなり膨らんでいるところ〕においては20世紀初めに当時の宗主国であったイギリスの影響で生産が行われるようになった。
一方、アメリカでは1773年のボストン茶会事件をきっかけのひとつとして生産に関して言えば衰退している。〔ただし、飲用に関して言えば日本の幕末期に流入して一時期ブームになったほか、現在でもシリコンバレーのエンジニアによく飲まれている。〕


連続投稿記録が掛かっているので、ここで一旦投稿したいと思います。
第8回が動き出すまでには終わらせたいなぁ……

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