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「人がいい」の真相

Good Morning Alps!
おはよう伊那谷。

2024年5月19日 日曜日(だが今日ではない)

先日聞いたポッドキャストで語られていた「金融資産だけでなく社会関係資本も大事」という話。

都市から地方(平たく言うと田舎)移住の話題では「人付き合い」が重要タームに挙げられがちだ。正確にいえば「土地に馴染み、既存の人間関係にソフトランディングする」ことが大事なんだろうなと、全国あちこちで話題になる「移住者vs古くからの住民」事案に思う。

移住者のくせに他人事な言いっぷりなのは、私自身は地縁が濃い集落に入ってきたわけではないからだ。アパート型の市営住宅の賃貸暮らしだからだと思う。もし小さな集落の地続きの一軒家(空き家)を買っていたら、家の前にネギが置かれているといったよきエピソードもありそうだけど、うちの前にはAmazonの置き配くらいしかない(それでも、人づてにネギをいただいたことはある)。

人付き合いは、本人の技量や許容量、土地の伝統や慣習、単純に住民との相性があるから、「ほどよい人付き合いができる土地」という言い方はほとんど主観でしかないと思う。それでも移住した人はそう言いがち。そして移住してくる人はそう期待しがち。本当にその地に住んでいる人たちが「いい人」かは判断できないけれど、「自分はランディングうまくいきました」という成功体験だけが事実としてある。いわば、善意に包まれた個人の成功体験を聞かされている。

目立ちすぎず、ほどよく地域の雑務を拾い、愛嬌があって、引っ越してきて楽しそうな人。そんな先人を見ると移住に希望が持てるから、人為的に良い循環が見出せている気がする。

冒頭で聞いたポッドキャスト「東京ビジネスハブ」の回
https://open.spotify.com/episode/1rZmHFMEBLL54sKI2rB8Yg?si=9577de874c8f47bc

(「金融資産だけでなく社会関係資本も大事」の話は次に続く)

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