見出し画像

コピーライティングと不遇の「。」

Good Morning Alps!
おはよう伊那谷。
伊那市のイーストサイド長谷、黒河内の高台から見渡す美和湖は美しい。

2024年5月29日 月曜日(だが今日ではない)

見出しやキャッチコピーの文中に「、」があるのに「。」で閉じないのがとても気持ち悪い。そもそもキャッチコピーに「、」や「。」を使うのは、意図的に「読ませる」コピーにするためかと思っている。コピーの文章化。その理屈でいけば、文中に読点があるコピーは句点で閉じるのが道理だ。

信州伊那谷、日常にアルプス


↑こういう、読点は打つのに句点で閉じないコピーにモヤモヤする。

でも、書いた人は句点のことなどほぼ気にしていない。文章の響き、韻、字面、文字が醸し出す雰囲気で、なんとなくいいコピーが書けた気分になっている。もし、意図して句点を省略したというなら句点に謝れと思う。

モヤに包まれた尻切れ文にいちいち句点を付けてまわらずとも、私自身は「このコピーに句点や読点を打つかどうか」を必ず考えるようにしている。最近では、句点で閉じる文章は怖いという話もあるし、社会的な感覚の変化に頑なについていくまいという強い意志があるわけでもないけれど、このモヤモヤとの兼ね合いに悩んでいる。文章を扱ってきたキャリア自体はずいぶん長くなったけれど、コピーライターとしては本当にひよっこだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?