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アルパカの毛を洗う

アルパカは、1年に一度、毛を刈ります。
暑さに弱いため、毛布のような暖かい毛を刈って涼しく過ごせるようにという目的と、皮膚病にならないケアや身体のチェックのためみ一旦毛を脱いでもらう目的があります。

当店で暮らす白いアルパカのラバンくんは、暑がり。
そのため、ゴールデンウィーク前(4月末)に毛刈りをしましたが
今年は2回めの毛刈りを8月初旬にすることにしました。
まだ3センチほどの毛です。

長い毛であれば、毛糸にしたり使い道はいろいろありますが
3センチの毛をどのように使用するのがいいのか
絶賛悩み中です。

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↑毛がり前のラバンくん。4月に刈った毛が3センチ伸びた状態です。

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↑毛がり後のラバンくん。地肌のピンク色がうっすら見えてかわいいです♡

刈った毛を洗いました。今日はそのお話。
アルパカの毛の洗浄、上手になってきました。笑
羊の毛を洗うのと似ています。羊の毛を洗うための洗剤を使います。
ゴシゴシ洗ってしまったり、ブンブン乾燥してしまうと
固まってフエルト化してしまいます。

『そぉ〜〜〜〜っと』ね!
これが一番大事です。

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↑これが刈った毛。白いラバンの毛は少し汚れてます。

さて、洗いまーす。
1/60度くらいの温かいお湯に洗剤を入れてその中に

アルパカの毛をいれます。
入れるだけ。そっとゆするだけ。
ゴシゴシしません。
2〜6時間置いて汚れを出します。

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みるみるうちに、お湯に汚れがでて茶色になります。

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ラバンが元気良く遊んだり生活した証拠の汚れですね!
アルパカは砂浴びも好き。砂や葉っぱが付いています。
それでも、毛の長さが3センチなので、長い毛に比べたら
ゴミも少ない、少ない。
たらいの底には、砂も落ちてます。

もう一度、洗いの作業を繰り返します。
2/軽く水切りをして、2回目の洗剤入りのお湯に投入。

2〜6時間おいて、汚れを出します。

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小さなゴミが浮いてきます。それを丁寧にひとつずつ摘んで捨てます。
決して、ゴシゴシやモミモミはしません。

次はすすぎ。
3/軽く水切りをして今度はお湯に入れます。

すすぎです。
ぐるぐる回さず、モミモミもせず、ゆるくお湯の中でゆらゆらするだけ。
水がきれいにならなかったら2回繰り返します。

4/脱水は、脱水機を使うより、野菜の水切りが手軽で楽チン!
野菜の水切りでぶんぶん回すと水が切れます。
脱水もしすぎると固まってしまうので脱水機だと加減が難しいのです。

アルパカの毛は、もともと水を弾くような性質(ちょっと油分がある撥水加工的な感じ)なので、お水から上げた時点でも、ベタベタに濡れているというよりは湿っている感じです。

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5/乾燥は、ネットの上で。
このネット、300円ショップで見つけました!
どこにでも吊り下げらるし、2段になっていて場所をとらないし
フチがついているので毛が逃げ出さないしとっても便利。
アルパカの毛は乾くと軽いので、ふわふわ逃げ出しそうになるため
このフチがとってもありがたいのです。

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湿ってる状態の毛。
ネットの上に広げる時に、なるべく小分けにふわふわさせておいたほうが
あとからの作業が楽になります。

この時もまだ小さな砂や、小さな草が付いているのがわかりますか?
乾いたあと、カーダーというブラシをかける作業で小さなゴミも取り除きます。
とにかく、時間がかかる作業がたくさんあります。
細かい手作業だからこそ、アルパカの毛のふわふわ感、優しい感じが保たれるし、人の手の暖かさ(温度ではなく気持ちの暖かさです)が加わって
より愛おしい毛になります。

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乾いた毛はふわっとしています。
このあと、カーダーというブラシをかける作業で、おしまいです。

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貴重なアルパカの毛、3センチの長さだけど、活用したい!
何ができるか、いろいろお試し中です。
もし、何かアイデアがある方がいれば、毛をお分けします。
もしくはアイデアを教えていただきたいです。

アルパカ ラブ♡

アルパカのハリーとラバンの日常は
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