プライヤー1

Ampco製プライヤーの情報収集

Ampco社製防爆プライヤーをネットで見つけたので、購入前事前調査を行う記事です。

前書き

 実物は手元にありませんので、写真を撮ることはできません。
 Ampco社製プライヤー「AMC4-1242」は5万円と価格が高いので、購入して使えなかった…となると5万円がむだになります。ですので、いつものように購入前に寸法を徹底的に確認したので、それを記事にしました。
 私が使う道具を買う際はいつも、このような寸法やスペック値を徹底的に確認する作業が伴っています。ですからこの記事は、私のいつもの買い物風景を紹介している簡単な実例でもあります。

適した工具を偶然発見

 私が磁石を扱うのに適したプライヤーのような工具を探そうとしたとき、「防爆 カーペンタープライヤー」というワードで探していたので、見つけることができなかったので、3Dデータを作成する方向になった。
 しかし今回はたまたま、「防爆 プライヤー」というワードでどれほど出てくるかを調べた。お腹を冷やして痛めた状態を紛らわそうとしただけで、探そうとして行ったものではなかったが、何と、既にAmpco社が、「カッティングプライヤー」(品番:AMC4-1242)として販売していたことが判明した。

扱える磁石の最大寸法確認

 実際に扱えるかどうかを確認するために、全長230mmという寸法と、Ampco社の製品写真との比率を計算して、プライヤーの内側を楕円形と仮定した寸法を確認しようとしたところ、小さく見積もって、長辺が34.5mm・短辺が23mmの楕円形であると見た。

 更に、楕円形であると仮定して、どのぐらいの寸法の磁石までを扱えるかを確認した。今回はリング状の磁石を扱うので、上のイメージの様に、リングの片側だけを扱えれば問題ないものとする。(仮定した楕円は上のイメージの青色の楕円)
 すると、
・10mm厚の磁石は31mm幅まで扱える。
・15mm厚の磁石は26mm幅まで扱える。
・7mm厚の磁石は34mm幅まで扱える。
ことが判明した。
 6mm厚の磁石を17mm幅まで扱えれば、Φ76×Φ42×6mmのリング磁石の片側を扱えるが、Φ39×Φ14×7mmを一度につかむことはできない。最も全てのサイズの磁石を扱える万能プライヤーは作れませんが、購入予定のある磁石が扱えないのは惜しいところ。

寸法の衝突調査

 しかし、プライヤーはリング状リング状の磁石を扱うので、上の図のように大きすぎると、磁石のリングの内側を通すことができないので、使うことができないのです。
 実際に製品写真から計算したところ、製品の挟む部分の片側の幅は大きく見積もって30mmであるのに対して、想定する内径は42mmなので、この点も問題ない。

 よって、Ampco製プライヤー「AMC4-1242」は、Φ39×Φ14×7mmの磁石を扱う面では寸法面で問題がないことを確認した。ただし内側が楕円形であるとの仮定で調査したので、実際に使用すると誤差は出てくると思われます。

価格の問題→結局3Dデータ作成

 しかし値段が5万円と高いので、3Dプリントした方が安上がりの可能性が高いとみている点や、扱える磁石のバリエーションを増やしたいこともあり、まずは現在作成しているプライヤーの3Dデータを完成させて、rinkakのシステムで見積もりを取ってから、どうしようかを考えます。

まとめ

・ワードを変えたところ、Ampco製プライヤーを偶然発見した。
・寸法を徹底的に調査した結果、問題がないことを確認した。
・値段が高いので、3Dデータを作成し、見積もりを出してから判断する。

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