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コロナ闘病記

本来なら人工股関節手術に関する記事を書こうと思っていたのだが、こちらの方が強烈だったので先に書きます。

人工股関節の方はわたしの場合は生まれつき変形股関節症で、骨と骨との間が狭小でした。年齢とともにどんどん狭くなり、軟骨を削るようになりそこで激痛が起きるようになり、あとは手術をいつやるか、というだけになっていました。大学に通っているので夏休みの間にやってしまおうと思って手術の日を決めました。計画入院に近いですね。

入院前にももちろんコロナの検査。流行っているので面会も週一回15分まで、と病院も厳戒態勢でした。

手術直後は強い痛みや吐き気で大変だったがその後は順調に回復。歩行器から杖、杖なしに難なく移行できました。とはいえ主治医からは

「普通は三週間で退院だけどあなたは二週間で退院なんだ。だから絶対無理のないように」

と釘を刺された。

仕事復帰するわけでもなく、さらに酷暑なので外をうろちょろする気も起きない。リハビリの先生からは自主トレメニューをもらったので、毎日それをこなしながら過ごそう、と決めていました。

家に戻ると体力がかなり落ちていることにも気付かされ、無理をしないように家ではなるべくパジャマで過ごすようにしていました。とはいえ買い物には時々行きました。もちろん車で、マスクもして。

感染したのはこの日かな?と思う日も近くのスーパーに行った。

その3日後

夜に何かゾクっとした。そして節々が痛い。

あれ?

なんかおかしいぞ、と思い、熱を測ったがこの時はまだ平熱だった。でも違和感があったので風呂はパスして葛根湯を飲んで就寝。

翌朝は割とマシになった感じで普通に朝食も食べたが、やはり寒気がする。昼になっても全く食欲がない。

再度熱を測る。

37.7度

これはまずい、と思い、発熱外来をネットで探し電話。「すぐきてください」とのことで車を運転して向かう。

駐車場でコロナ、インフルエンザ両方わかる検査を受ける。


15分後

「コロナです」

うへーーー。人生初コロナであるろ。

「初期だと思うので抗ウィルス薬のゾコーバが使えます。どうしますか?」

「お願いします!」

「一万六千円かかりますがいいですか?」

高っ
でもここで断るのもアレだし、とにかくしんどいので早く楽になれるならいいやと思い

「お願いします!」

ゾコーバは5日分。
家に帰ってすぐに3錠服薬。その後は1日一回服薬とのこと。ゾコーバの他にはビタミンCやロキソニン、胃薬、麻黄湯などの処方だった。わたしはこの麻黄湯とあまり相性が良くない。吐き気が強く出てしまうのだ。が、それを訴える気力すらなく、とにかく早く帰って薬飲んで寝たいので会計だけして全部もらって帰る。

言われた通り帰ってすぐに3錠飲み、あとはオーエスワンなどで水分補給を心がけた。麻黄湯はやめておいた。

夜になり、ゾコーバ効いたのか熱が下がり、割と元気に。プリンなどを食べて寝る。

しかし翌日悪化した。
これはわたしの服薬が間違っていたせいもあるかもしれない。ゾコーバは次の日から晩に一錠となっていたのに朝飲んでしまったのだ。

すると昼くらいから胸がムカムカしてきてオーエスワンすら飲めず。ペットの上で気持ちが悪い気持ちが悪いとのたうち回り、夜になるとさらに悪化して2回吐いてしまった。ほとんど何も食べてないので量もあまりなかったが、困ったのは吐いても気持ちが悪いので水も飲めないこと。このままいくと脱水になるのでは、と心配になり、長男に頼んで吐き気どめの坐薬を買ってきてほしいと頼んだ。

わたしの説明悪かったのかそもそも坐薬がなかったのか買ってきたのは胃もたれの薬だった。

無理でしょ、と思いながらも結局それを流しこみ就寝。何度も気持ち悪くて目が覚めたが、なんとか吐かずに朝を迎えた。

3日目。
吐き気は徐々におさまり、平熱。今度はやたら鼻水が出る。

少し食欲が出てきてうどんを食べる。ちゃんと夜にゾコーバを飲む。

4日目

また気持ちが悪くなり昼までは苦しんだが夕方になって食欲が出てきて長男の作ってくれたカレーライスを食べた。めちゃくちゃ美味しかった。今回味覚異常はなかった。

この日くらいから喉の痛みがきつい。唾を飲んでも痛い。

夜にゾコーバを飲む

5日目

軽い咳がで始める。鼻水はもう出ない。喉の痛みはある。

食欲は普通。

釜玉うどんを作って食べる。

夜はガストのハンバーグを出前してもらい、いちじくにホイップした生クリームをかけて食べた。すごいご馳走食べた気分で幸せを感じた。

夜に最後のゾコーバ。

気持ちが悪かった時に眠れなかったからか朝も昼間もずっと眠い。泥のようにひたすら眠った。

で、今は軽い咳が残っている程度。
同居の長男には感染しなかったことは幸いだった。

高額な抗ウィルス薬の効果についてはよくわからないけれど熱はすぐに下がったし、喉の痛みも咳もそこまでひどくなかったので軽症で済んだのかもしれない。

副作用の吐き気は辛かったが、服用の間隔をあけていればそこまで強く出ずに済んだかもしれない。

というわけでわたしのコロナはこんな感じでした。昨年、長男がコロナにかかった時はこの抗ウィルス薬はまだなく、完全な対症療法で、長男は特に喉の痛みに苦しんでいました。あまりに痛くて何も飲み込めない。声も枯れる。地獄のようだと言っていました。

今回その症状はなかったのでそれは抗ウィルス薬のおかげかもしれません。

でもとにかく高くて驚きました。具合の悪い時は判断能力低下していて、とにかくこの辛いのをどうにかして! という思いだったので出してもらいましたが、もしあまり辛くない状況だったら断ったと思います。

もっと辛い状況を救ってもらったかもしれないのに文句を言うのもなんですが、副作用の吐き気は何しろ辛かったです。これは個人差があるのかもしれませんが。

味覚異常や後遺症などがないだけでもありがたいと思わなければ、と思います。

それにしても…

大学に通っていた時は土曜日に大阪までいっていたのに、その時は感染しませんでした。土曜日の大阪はもうすれ違うのも大変なくらいに混んでます。ノーマスクの人もたくさんいます。それでも感染なし。で、今回家の近くのスーパーに行っただけで感染。どちらもマスクはもちろんしていました。

今回は退院後、体力が落ちて免疫も下がっていて、それで感染しやすかったのかもしれません。どこで感染するか本当にわかりませんね。

皆さんもどうぞお気をつけて。
とはいっても気をつけていても感染する時はしてしまうので、心構えというか、こういう症状もありますよ、ということでご参考まで。

失礼いたしましたm(_ _)m

オマケその1
ワクチンは3回目まで打ちました。

オマケその2
コロナになったと夫にLINEしたら「予約してた代行車どうしよう?」と返信が来た。普通は「大丈夫?」じゃないんか💢 やはりあやつには青い血が流れているに違いないと確信😤

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