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新潟 長岡

1年前、学生時代からの友人が亡くなった

私が文化服装学院に入学して、初めての隣りの席が彼女だった

自己表現がハッキリしてて、正義感が強く
独自の感性を持つ人だった
つい数日前までは高校生だった子が、こんなにも
アイデンティティを持ち合わせているのかと
今になれば、彼女はいろいろ自立していたんだろう

社会人になっても、お互い勤務地が近かった
今の時代よりも100倍は厳しかったアパレルの世界
体力的にも精神的にもきつかった

2人で仕事帰りに、家に帰る前によく寄った
今はない青山にあった、デザートカンパニー
ここで言いたいこといっぱい話しながら新人時代を乗り越えたなぁ、と

彼女が結婚して、新潟に戻り、長岡にはそれから何度も訪れた
長岡花火大会は毎年のように行き
花火大会で毎回、皆んなで大泣きしながら感動するなんて、世界一美しい花火だと思う

彼女は長岡花火大会を心から愛していた
長岡のB級グルメもローカルフードも
すべて愛していた

私がHulaの世界へ飛び込んだのも、彼女が背中を押してくれたから
彼女の結婚式が私のファーストステージだった

思い出したらキリがないくらい
沢山の時間と体験を共にして
彼女の大切な最期の時間も関わらせてもらえて
今も頭の中に、まるで舞台女優かのような
彼女の感情表現いっぱいの大きな声が聞こえる

皆んなを笑わせてくれるネタには尽きない
存在だった

1年経ち 納骨式に同級生たちと参列した

再び長岡へ
彼女の想い出の場所を巡る

残された私たちは寂しいしかないけれど

いつまでも愛してるよ
BOOちゃん

ありがとう
Aloha oe  
また再び会う日まで 美しい人よ

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