吐息色
こちらの参加記事となります。
俳句を初めて間もないころの拙い句ですが
秋濤にあふるるほの白き吐息
という句を詠みました。
白い息(白息) が冬の季語になり、秋濤という秋の季語を用いて詠んだため、季違いの季重なりという大いなる失敗をしている、そんな句です。
そして、俳句のルールをようやくわかってきた今でも、この季違いの季重なりの拙句は「これでよい」と思っている自己満句でもあります。笑
なぜなら
この拙句から小説を書いていただけたんですよね。
こんな素敵な小説のちょこっとでもヒントになっているなんて光栄すぎる。
犬柴さん、勝手に紹介させていただいてすみません。
うら悲しい秋の浜辺で、ほーっと冷たくなった手に吐く息。
ため息のような、自分自身をなぐさめるような、そんな吐息色。
三羽さん、よろしくお願いいたします。